【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

プレイバック栄光の軌跡 ~ 羽生結弦展

2018-05-19 22:21:04 | レトロ(素敵)な空間~散策

















昨夜から降り出した雨は、起床時には上がっていました。
気温も昨日の蒸し暑さから一転、今日は肌寒ささえ覚える始末です。
それもその筈、最高気温は20度。

それにしても今年は早い段階から季節が行ったり来たり。
そんな繰り返しは、もう何度目になるでしょうか・・。

さて、冒頭の写真。
去る15日(火)、快晴の空の下、友人と待ち合わせ、
今、京都高島屋で開催されている 「羽生結弦展」 に行って来ました。
(会場内は勿論、撮影禁止。写真は会場外の物です)

ウィークデーで丁度、中日(なかび)、しかも昼食の時間帯という事もあって
比較的空いていて、スムーズに観覧する事が出来ました。

ここには、沢山の写真を初め、小学生時代の作文やスケート靴、
きらびやかな衣装、グランプリシリーズの優勝メダル等々、羽生選手の栄光の軌跡が・・。
それらは、どれをとっても素晴らしく溜息ものです。

何と言っても一番驚いたのはウェストの細さ!!
いいえ、肩幅だって。これには違う意味での溜息です。

そうそう、こちらは出口で頂いたチラシ類です。  
入場料無料なのに、こんな物まで頂いて感謝です。














華やぐ路地

2016-11-29 18:48:38 | レトロ(素敵)な空間~散策















11月のことだった・・・・・
1週間 小春日和 の日が続いた。
(中略)
穏やかな、風のない、真珠のような
灰色がかった日だった事をアンは覚えていた。
周りは侘しい茶色と紫の11月の景色で、
雲の裂目から太陽が射し出ている所は、
高台や坂がそちこちに
日光のつぎを当てていた。                       
                  【「炉辺荘のアン」 第35章】







   早朝こそ少々、冷えましたが、穏やかな小春日和は、
  ひとまず終了。今日は頬に当たる風も冷たく感じられます。
  それもその筈、11月も後僅か。

   季節を思えば、当然な気もしますが、
  同時に師走を間近に控えている事すら、
  実感出来ない私が、ここにいます。

   あまりにも月日の過ぎ去るスピードが速く、
  しかも、それは年々、速度を増しているかのよう。
  ゆっくり歩きたいのですが・・。












【その向こうには創作料理のお店も・・】









   さて、最近は外出しても目的地と自宅を一目散に往復するだけ、
  ほとんど道草をしなった事に気付きます。今日は久し振りの道草。

   尤も、こちらの路地には、これまでも何度か来た事が・・。
  趣きのある一角で、つい入り込んでしまう場所なのです。

   とてもすぐそこに、繁華な商店街と駅があるなんて思えません。
  だからこその不思議な異空間。

   蔦の紅葉と、まだまだ咲き誇る花々、
  クリスマスの飾り付けで華やいでいます。

   そうそう、以前にはなかった創作料理のお店も開店していました。
  “あら、こんな所に・・?” 感、たっぷり。

   それがいいのですよね。今度、友人と来てみましょう。
  こんな発見、心躍りますね。    

木魂の桜径

2016-04-12 18:12:18 | レトロ(素敵)な空間~散策
















ニューブリッジの人々が
「並木道」 と呼んでいるこの道は
長さ4、500ヤードで、何年か前に、
ある風変わりな農夫が植えた
巨大な林檎の木が、
ぎっしりと枝々を差し交わして立ち並んでいた。
頭上には香り高い、雪のような花が
長い天蓋てんがいのように続いていた。
枝の下には紫色の薄暮が一面に立ち込め、
遥か先の方に、寺院の通路の外れにある
大きな薔薇形窓のように、
夕焼け空が輝いていた。
                    【「赤毛のアン」 第2章】










   一昨日の初夏の陽気から一転して(昨日、今日と)3月の気候に。
  こんな天候のせいか、今年はジャスミンが不調。

   まだ浅き春、幸先よろしく赤い新芽を出していましたのに。
  あろうことか枝先が茶色になって枯れています。

   これでは昨年までのような辺り一面、
  溢れる芳香とはならないでしょう。こればかりはショックで。

   おまけに今年は、戸外で冬を越していた、
  地植えのローズゼラニウムも駄目にしてしまいました。
  意外に寒かったのかも知れませんね。

   体感的には、いつもと同じように感じていたのですが。
  とは言え、こちらは凄い生命力。再び下からぐんぐんと葉っぱを付けています。
  突き上げるような新芽の勢い。

   惜しむらくは花の数。株が新しければ、
  昨年までのような花数は期待出来ません。再び一から出直しです。




                                   【花びらの絨毯】
   さて、こちらは
  昨日の桜。

   例年なら花が終われば、
  一気に葉桜・・の筈が、
  意外に長持ちしています。

   さしずめ、『アンの世界』
  なら 「歓喜の白路」。

   いいえ、
  「歓喜の桜径」。

   尤も、相当、
  無理がありますけれど。

   こういう時こそ、
  「想像の余地」 を。

   ところで最近では、
  美しい桜も
  所によっては
  敬遠されることも。

   特に住宅街に隣接する桜は。
  こちらの桜も例外ではありません。

   そうそう、ジャスミンはもう一つになってしまいましたが、
  木香薔薇は大丈夫。たわわに花芽を付けています。

   他は、まだまだ蕾ですが、一番花が咲きました。
  良くしたもので、この木香薔薇がジャスミンの代わりをしてくれそうです。   








   

季節を遊びに出掛けませんか

2016-03-30 22:26:20 | レトロ(素敵)な空間~散策



【「雪の女王」 ~ 梨の花】













「勿論、あれも美しいわ ――
そうだわ、まばゆいばかりに美しいわ ――
自分が美しいって事を知っているようね ――
(中略)
緑の屋根グリーンゲイブルスの近くに小川があるのが、
とても嬉しいの。
もし小川がなかったら、
どうしてもあるはずだのにという気がして、
物足りない感じに取り付かれてしまうわ」                    
                    【「赤毛のアン」 第4章】








   今日は暖かくなりました。
  尤も、それを如実に感じたのは戸外に出てから。

   薄手とは言え、コートを羽織り、自転車に乗れば汗ばむほど。
  ところが一歩、家の中に入ると、しんと冷たく仄暗い。このギャップ。

   そんな今日、朝晩の寒暖差はないという事でしたが、
  日が落ちると、さすがに・・冷えを感じます。

   今日の桜は、三分咲き程度でしたが、
  このまま暖かくなれば、一気に満開になるのでしょうね。









【「姫踊り子草(ヒメオドリコソウ)」】






   
   さて、折々の季節を遊ぶには持って来いの場所と言えば、
  私にとっては、あの場所しかありません。

   『アンの世界』 を彷彿させる、牧歌的な雰囲気があり、
  おまけに果樹園、雪の女王(梨の木)や、オレンジ色の松明(メタセコイア)だってある・・。

   尤も、今では農場跡地という事になるのでしょうね。
  私が唯一、アン気分に浸れる場所なのです。

   移転が決まり、栽培されていたものはさすがに姿を消していますが、
  幸いな事に前述の大きな木々は伐採されずに、そのまま残っています。

   工事車両などが入り、大きく様相が変わるかと思っていましたが、
  今の所、それはありません。佇まいはそのまま。
  とは言え、ある時期が来れば、一変するのかも知れませんが。

   もう一つ、ここは野の花の宝庫。
  菜の花や黄金色の絨毯と化す蒲公英(タンポポ)は、もう少し先。
  (ちらほらと咲いていましたが)
  その頃、もう一度、訪れてみるつもりです。

江戸情緒を感じる佇まい

2016-03-02 20:01:25 | レトロ(素敵)な空間~散策



【武家屋敷】


【江戸情緒の残る町家 ~ 「クロマツ」 は市の保護樹木に指定】




【町家暮らしの佇まい】










「ヒラリーは元から窓が好きなのよ。
普通のとは変わっているのを見ると、
いつも有頂天になって喜んだものだわ。
元メアリ・マクンナハンおばあさんが
住んでいた家のあの小さな屋根窓ね ――    
                 【「パットお嬢さん」 第1年目】







   起床時の空は見事に何もない空。
  いいえ、南西の空には下弦の有明の月がありましたが・・。

   そのせいもあって朝の冷えたこと!
  季節は3月になりましたが、厳寒期並みの寒さです。

   ところで、お隣の枝垂れ梅も、そろそろ終わり。
  玄関の階段に雪のような白い花びらが落ちています。

   それでも桜と違って、あくまでも控えめで、
  大人しやかな気がしてなりません。



















   朝は寒かったけれど、日中は暖かくなるとの事で外出。
  いえいえ、どうして。意外にも肌に当たる風は冷たくて、ちょっぴり後悔。

   「風が冷たいですね」 「本当に」
  「昨日、嵐山に行ったら雪が降っていて、寒い事といったら!」
  「こちらも少し降りましたけれど、向こうはもっと降ったのですね」

   ~たまたま出会った見ず知らずの人との会話。
  最近、こういう事が良くあります。これも一期一会ですものね。
  それにしても・・。

   何かの本で読んだ事があるのですが、
  “日本人は気象の話が好き” とありましたが、納得!

   見ず知らずの人とだって、
  こんな風に会話が成り立つのですものね。
  前置きが長くなりました。

   さて、今日も私は道草です。相も変わらず、大好きな町家を。
  格子窓に通庇(とおりひさし)、厨子二階(つしにかい)や
  虫籠窓(むしこまど)といった、いかにも町家らしい
  設(しつら)えが目を引きます。ただ、卯建(うだつ)はありません。

   「厨子二階」 とは低い二階、「虫籠窓」 とは虫籠のように、
  縦に桟が入ったもの。町家を象徴するデザインですが、個性は様々です。

   おまけに現代の家と違って住みにくいであろうに、
  大切に思い、手直ししながら、この町家で実際に生活していらっしゃる人々。
  頭が下がります。(冒頭から7枚目だけが空家)
  心、和む空間がそこにありました。

ゆるり町歩き

2016-02-08 23:55:15 | レトロ(素敵)な空間~散策
















ドーリッシュ街道は曲がりくねった道であり、
その日の午後はぶらぶら歩きをするのに
誂え向きであった ―― 
この街道をうろつくアンとルイスには
そう思われた。
二人は木の間から不意にちらっと覗く
サファイア色の海峡を足を止めて眺めたり、
特に美しい景色や、木の葉の繁った窪地の
絵のような小さな家を写真に撮ったりした。                 
                 【「アンの幸福」 第2年目2.】








   今朝は何もない空で明けました。
  快晴の冬日和。そのせいか、朝の冷えたこと!

   先日程ではありませんが、今朝も庭先の
  ローズゼラニウムが、カチカチに凍っていました。
  そう言えば・・。

   日中はそうでもないのですが、
  ここ最近、朝の寒さが尋常ではありません。

   この何年かは緑の葉っぱを付けたまま越冬していた、
  ローズゼラニウムがいけません。

   尤も、枯れた訳ではなく、以前のように短く刈り込めばOK!
  とは言え、折角、こぼれる程、花を付けるように
  なっていましたから残念でたまりません。

   再び、一からやり直しです。
  でも、こればかりはどう仕様もありませんね。
  














   さて、前置きが
  長くなりました。

   青空の下、買い物帰りに
  久し振りの道草です。

   この所は、寒さもあって
  出掛けても一目散に家路を
  急いでいたものです。

   今日のように青空だと、
  ぶらり散歩する心の余裕も
  生まれますね。

   やはり・・と言いますか、
  いつの間にか古き良き時代に、タイムスリップしていました。

   それは、昭和よりもっと前・・江戸時代まで遡るかも知れません。
  そんな雰囲気を確かに感じさせます。

   軒並み蔵を持ち、黒い瓦に白い壁の対比が美しい・・。
  重厚な造りの家々は、当然の事ながら存在感がありますね。

   昔ながらの道や地割の町に今の暮らしが、
  しっかりと根付いているのが見てとれます。
  何だか嬉しくなりました。

まっすぐの国の王女たち

2016-01-10 20:37:07 | レトロ(素敵)な空間~散策



【真っ直ぐの国の木】


【午前7時10分の空】












<真っ直ぐの国> というのは
家の裏手にあるもみの林のことである。
この名前を付けたのは
そこの樅がみな非常に高く、
すらっとして真っ直ぐだからだ。     
                  【「エミリーはのぼる」 第7章】







   

   こちらは連日の快晴の空になりました。
  起床時には全く何もない空。

   東南の空に明けの明星が、
  ひと際明るく輝いていただけです。

   その分、朝は冷えましたけれど。
  写真は、午前7時過ぎの空。

   少々、雲が出て来ましたが、その後もほんの僅か。
  白い雲と、その向こうの水色の空が、やけに美しく、
  今日は空ばかりに気を取られていたものです。
  









【梨園】




   さて、いつの間にか
  私の心は、
  『アンの世界』
  彷徨(さまよ)って。

   今年は暖かいけれど、
  さすがにこの時期に
  なると、見慣れた
  景色も様変わりして
  いる事に気付きます。

   つい最近まで、
  樹木だけでなく、
  道端の野草だって、
  あんなに彩り
  溢れていたのに、
  冬枯れの様相に。

   何だか心配して損
  した気分・・?

   そして、天まで届く
  かのように聳(そび)
  え立っている、
  「メタセコイア」 も
  オレンジの葉を
  すっかり落とし、
  スッキリした姿になっているではありませんか。

   木全体がオレンジに染まっていた時は、
  「金の松明」 と呼んでいた私。

   今日は、「真っ直ぐの国の木」 と呼びましょう。
  ~なんて。

   ここは、見覚えのある梨園。     
  手前の梨の木が綺麗に整理されています。

   それでも今はまだ痕跡を留めていますが、
  そのうち思い出そうとしても思い出せなくなるかも知れませんね。

   ただ、ゆっくりゆっくり整備されているようで、
  余韻に浸る時間は、たっぷりあるようです。
  感謝しなければ・・。

   まだまだ、 『アンの世界』 のような牧歌的な雰囲気が、
  ここには十分、ありますから。  

時代の交差点

2015-12-07 23:58:18 | レトロ(素敵)な空間~散策

















 「何て美しい夕日でしょう」
と、ダイアナが感嘆した。
「ご覧なさいな、アン。
あれだけで一つの国のようじゃない?
あの細長い、紫色の雲の低い土手が岸で、
その向こうの澄んだ空は
金色の海みたいだわ」   
                  【「アンの愛情」 第11章】










【黄昏の空 ~ 午後5時】







   一転して今日は、雲一つない快晴となりました。
  昨日の厚い雲は一体、どこに行ってしまったのでしょう。

   しかも良いお天気は終日、続きました。
  気温の方も12月とは思えない程、暖かです。







   



【金の松明(たいまつ) ~ 「メタセコイア」】









   さて、そんな冬日和の下の出先からの帰り道。
  いつものようにふと、入り込んでしまった路地。

   こんな所にお店が・・。
  それも町家を改造したお店ではありませんか。

   この町家には見覚えがあります。
  (以前の写真は、【こちら】 )

   このような町家を利用したお店は
  最近、よく見かけますが、こんな家には目がない私。

   店先には買い物をしている人もいて、
  流行っているようです。
  何だか嬉しくて応援したくなります。

   近寄って見ましたら、
  「癒し工房」 と、木の看板が。

   その隣には、癒し系の喫茶店も出来ていました。
  今度、友人を誘って行ってみましょう。

   そう言えば、かの横山医院の近く。
  この辺りは、昔の面影を残す町家が
  そこかしこに残っていて、情緒があります。

   そうそう、アン気分に浸れる場所の
  曲り角にある「金の松明」 は健在。

   この木は、「メタセコイア」 でしたね。
  オレンジ色に紅葉していました。

蜂蜜色の宴

2015-11-22 22:03:18 | レトロ(素敵)な空間~散策
















 しっとりと露に濡れた野原は
銀糸で織った布地のように輝き、
森の窪地には枯葉がうず高く積って、
駆けて通る足の下で、がさがさと音を立てた。
「樺の道」 は黄金色の天幕を作り、
下に生えている羊歯は枯れて
褐色になっていた。  
                    【「赤毛のアン」 第24章】




















   こんなピンクの鱗雲で明けた今朝。
  日中は日射しもありましたが、今度は真珠色の鱗雲。
  今日も、その下では随分、暖かくなりました。

   11月も20日を過ぎたというのに、この気候。
  これでは後、10日もすれば、
  12月という事が俄かに信じられません。















   さて、紅葉(もみじ)
  に代表される赤く
  色付いた葉は大層、
  ドラマティックですね。

   一方で、緑の葉から
  色が抜けて生まれる
  黄葉。

   その代表的なものと
  言えば、銀杏でしょう。

   銀杏と言えば・・。
  私の足は久し振り、
  例の 「アン気分に
  浸れる場所」 に。

   ここは、既に
  公園になる事が
  決まっていますが、
  農園の植物を除き、
  建物は、まだ
  手つかずです。

   (メインの建物は
  保存が決まっています)

   そして、こちらの銀杏並木は、
  どうなるのでしょう。残して欲しいのですが・・。

   ともあれ、前述のドラマチックな赤に比べ、
  黄は落ち着いていて、しみじみと心に迫るものがありますね。

   やはり一時に比べ、小規模になりましたが、
  しばし堪能しました。

里の秋に想いを馳せて

2015-11-16 22:46:18 | レトロ(素敵)な空間~散策



【バス停】


【図書館】









 風景は隅々まで
まろやかな秋の日射しに包まれていた。                   
               【夏樹静子 「霧の向こう側」】







   久し振りの朝から快晴となりました。
  今日も気持ちの良い小春日和です。

   それにしても暖かい!
  季節外れのぽかぽか陽気です。

   明日にはお天気、早くも崩れるそうですが、
  この10月の中旬とも下旬とも言われる、
  暖かさは暫く続くようです。










【歴史街道の一角】




   さて、今日のような
  小春日和、蜂蜜色の
  まろやかな、
  秋の日射しの下では、
  外出してそのまま
  家に帰る事が無性に
  勿体なくなりました。

   そんなこんなで。
  恒例の道草です。

   今日も昭和の
  片鱗を残す場所から。

   特に秋は、「秋の
  夕日に照る山紅葉
  濃いも薄いも数ある中に
  松を彩る楓や蔦は、
  山の麓の裾模様。 ~♪」

   こんな 「紅葉」 の
  唱歌などにも代表される
  心の古里の景色に
  胸キュンとなります。

   昔の村落の面影を
  残すバス停や、
  町家風の図書館。

   想像をたくましくすれば、
  ここに革のトランクを提げた寅さんが
  ひょっこり現れても何ら不思議ではありません。

   尤も鉄塔は興醒めですけれど。
  兎にも角にも束の間のタイムスリップをした気分です。
  今度は、どちらに参りましょうか・・。