【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

晩夏の癒し~ 緑のカーテンの中で

2020-08-30 19:11:41 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













 私達は氷砂糖を欲しい位持たないでも
 綺麗に透き通った風を食べ、
 桃色の美しい朝日の日光を飲む事が出来ます。
      
【宮沢賢治 「活字の多い料理店」 より】







残暑厳しき毎日ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
すっかり定番の挨拶になってしまいましたが、本当に長い事、ご無沙汰しています。

梅雨明け前は “今年は冷夏?” と思うほど凌ぎやすかったのですが、
明けてからは例年通りの猛暑日の連続。今日も最高気温は37度とか。

ただ一向に終息しないコロナ禍の今、心の奥底では何かがくすぶっています。
尤も普段は、ほとんど考えないようにしていますが・・。

これまでも日本は、地震や洪水など色々な災害に見舞われて来ましたが、
今回のような目に見えないウィルスの恐怖も堪えますね。

それでも季節は巡り、蝉の声は 「クマゼミ」 から 「ツクツクボウシ」 に。
太陽の高さが変わり、日暮れも(一時に比べれば)大分早くなりました。
まだまだ暑いけれど晩夏特有の、ある種のもの哀しさがあります。




















     さて、今年も植えたゴーヤの緑のカーテンの中で
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 
    開店と致しましょう。

    今はステイホームという事で、
    ある意味、私の本領発揮という訳です。
    

カフェテーブルを思い切り緑のカーテンの繁る窓際に寄せましょう。
勿論、手作りのレースのクロスを敷いて。

そしてこのカーテンも、もうそろそろ終わりなのでしょうが、
まだまだ頑張ってくれています。

今日の珈琲のお供は、古見屋(こみや)の田舎羊羹。
創業は明和元年(1764年)と言いますから相当の老舗。

羊羹は九州佐賀の 「小城(おぎ)羊羹」 が有名ですが
それに勝るとも劣らない美味しさです。
創業も小城羊羹が1899年ですから古見屋の方が100年以上も古いのですね。

カップは大好きな青い薔薇模様の物で。こちらは以前にも登場した事があると思います。
薫り高い珈琲が入りましたよ~。

ほっこりにっこり癒しの時

2020-02-23 18:23:50 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













2月も後半になり、陽射しは格段に春めいて来ました。
しかしながら、相変わらず新型肺炎で不安な日々が続いていますね。

(前回、ブログを投稿した頃には)今月下旬頃には治まる事を期待したのですが、
残念ながら、そういう訳には行かなかったようです。

とは言え、本来2月は私にとっては大好きな季節だった筈。
幸い、家にいる事は大好きなので、外出出来ない事はほとんど苦にはなりません。
こんな時だからこそ、気持ちに余裕を持ちたいですね。



     そんなこんなで。
    丁度、お隣から上山温泉名物(山形)の
    美味しいかりんとうを頂きました。

    本当に久し振り、『カフェ 「薔薇の詩(ポエム)」、
    開店と致しましょう。

今日の珈琲は、「フレンチブレンド」。
そうそう、最近はAmazonから 「パオコーヒー」 を注文しています。
今は、このお店の深煎りにハマっています。

カップは、今日も土物 「信楽焼」。
いかにも手作りといった温もりのある器です。
薫り高い珈琲が入りましたよ~

魅せられて ~ 紫陽花の季節

2019-06-20 19:01:20 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編




【青味を増した紫陽花、白百合を見ながら・・】




 








 珈琲をひと口だけ飲んだ彼女は、
 自分は今考え事をするのだ、と思った。
 何について考えるのか。何事かを。
 このような時間が好きだ、
 と彼女は思った。
 このような時間は珈琲に
 常に伴うのか。
 町の喫茶店でなければ
 いけないのか。
 (中略)
 とりとめもなく考えているうちに
 珈琲は半分となり、
 やがて飲み終えた。              
  
【片岡義男作 「くわえ煙草とカレーライス」 より】







6月も早くも下旬。後、10日を残すだけとなりました。
今日もこちらは晴れ渡り、暑くなりました。
ここまではわりと過ごし易かったのですが・・。

それにしても一昨日の山形沖を震源とする大きな地震。
しかも北部大阪地震から丁度1年目に。

令和になっても収まるどころか、相変わらずの状態に言葉もありません。
地震と言えば・・。

去年の地震と続く台風21号の恐怖、
プラス親の介護のストレスも重なって友人が、くも膜下出血で倒れました。

幸いにも命は助かったのですが、未だに記憶が飛ぶようです。
明日、お見舞いに行く予定ですが、少しでも良くなっている事を祈っています。

明日は我が身、人間何が起こるか分かりませんね。
今の日本は自然災害も待ったなしですし、健康も心配です。
尤も、心配したらきりがありませんが・・。






     



    さて、こんな日は
   気分を変えて。
   
   久し振りに
   『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
   開店と致しましょう。

   庭に咲く、(そろそろお終いの)
   紫陽花や百合、この季節特有の
   「半夏生(ハンゲショウ)」
    などの花を眺めながら・・。

今日の珈琲は、「ビターエクスプレッソ」。
勿論、豆は深煎り。私はいつもアイスではなく、ホットで頂いています。

カップは、今の季節に合わせて紫陽花柄にしました。
せめてもの遊び心。「九谷焼」 です。








【「半夏生(ハンゲショウ)」】

ノスタルジアの昼下がり

2019-06-01 19:11:47 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編







【窓越しに蝶が・・】








 窓際に引き寄せた小さな茶卓に
 向かい合って座っているエバン夫人は
 ひどく尖った鼻と、
 明るい水色の目をした痩やせて小柄な婦人で、
     (中略)
 ジョナス夫人はエバン夫人の
 黒砂糖入りフルーツケーキのお代りをしたが、
 それが何よりの賛辞の訳で、
 エバン夫人はちゃんとそれを受け取った。                   
           
【「アンをめぐる人々」 第19章】








こちらは今日も快晴となりました。そう、カラッとした令和日和。
暑からず寒からず。この位が丁度、いいですね。
とは言っても今日から6月。鬱陶しい梅雨入りも間近です。

そして庭は、ピンク一色。
ハーブ系のローズゼラニウム、定番のゼラニウムと・・今を盛りと咲き誇っています。

香りの良いローズゼラニウムには朝から紋白蝶や揚羽蝶など千客万来。
ただ、ローズゼラニウムの方は、どうやらピークを過ぎつつあるようですが・・。













     それらを横目に見な見ながら
    本当に久し振りですね。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
    開店と致しましょう。

    実は最近、お気に入りの珈琲店(自家焙煎)を見つけたばかり。
    今日は、「フレンチブレンド」 で。大好きな深煎りです。

カップは生憎、どこの物か失念。裏には刻印があるのですが・・。
心当たりを調べたのですが、ヒットしません。仕方ありませんね。

テーブル脇の土物の花瓶には庭のローズゼラニウムやセージの花などを。
今の季節は、お花が沢山で有り難いです。

私も、「アンの世界」 の住人と一緒で、小さな茶卓を思い切り窓際に引き寄せました。
今日は、野菜たっぷりのスープとパンも一緒に。
薫り高い珈琲が入りましたよ。 

  

    







ゆとり心ポッ!

2018-09-06 15:46:58 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編










 「雨になるらしいですよ。
 この秋はもう今までにだって
 恐ろしく降りましたからね。
 畑仕事をする人たちは大変ですよ。
 私の若い頃はこんな事はありませんでしたね。
 (中略)
 だけど、季節も今じゃ
 元とはまるきり変わりましたよね」                 
     【「アンの娘リラ」 第33章」】 









甚大な被害をもたらした台風21号は幸いにも、
こちらはたいした被害もなく通り過ぎ、
ほっとしたのも束の間、今度は北の大地で大地震。

午後になって震度6強から震度7に訂正されましたね。
地震、豪雨、台風・・日本列島、今年は一体、どうしてしまったのでしょう。
テレビを付ければ災害のニュースばかりで心が痛みます。












     自然災害がこうも頻繁に起きると、
    日常の何気ない生活がいかに幸せな事かと
    思い知らされます。

     そんな今日。随分、久し振りですが、
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』)、
    開店と致しましょう。

何焼か分かりませんが、土物のカップで。
いかにも手作り風で、持ち手もユニークです。

珈琲は、先日届いたばかりの 「ブラジルサントス深煎り」。
今は一番大好きな珈琲になっています。
電気、水、そして大好きな珈琲がお気に入りの器で頂ける事に感謝して。          

春昼の薔薇園でお茶しませんか

2018-04-23 19:46:18 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編














あれよ、あれよという間に4月も後、1週間を残す余り。
「春はライオンのようにやって来て子羊の如く去る・・」 と言いますが、
何と過ぎ行く日々の早いこと!

こんな事を言いながら・・矛盾しているようですが、一方では遅々たる春日。
出るのは、「ハァ~ッ・・」 と繰り返す無意識の欠伸(あくび)のみ。

それでも春の日は、一向に暮れません。
何をするにも億劫で、お茶の支度さえままなりません。

そんな私を動かしたのは、明日からお天気が崩れるとの天気予報。
となれば・・満開の木香薔薇も見納めでしょう。
やっと重い腰が上がったという訳です。















      本当に久し振りとなりました。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
    今日の珈琲は、「グァテマラ」。カップは大好きな備前焼。

    豆は、つい先日届いたばかりですから至って新鮮。
    ネルでじっくり淹れた薫り高い珈琲です。
    どうやらいつの間にか欠伸は止まったようです。

和が好き藍が好き器が好き ~ その2

2017-10-10 20:31:38 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編

【金木犀の香気】













金木犀の心地良い香気に包まれている昨今ですが、ここに来て夏が戻って来ました。
今日などは扇風機が手放せません。つい何日か前のあの寒さは何だったのでしょう。
あの時、(インテリアなど)一気に冬仕様にした事、少々悔やまれます。

とは言え、最近は 「折節(おりふし)の移り変わるこそ哀れ・・」
なんぞと・・のんびりゆっくり構える気持ちにはなれません。
北朝鮮情勢や内外に不安を抱えていますものね。







【唐津焼】




    さて、前置きはこの位にして。
    ちょっと久し振り 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、
    開店と致しましょう。

    夏が戻ったと言っても季節は10月。
    暖色系の秋色の部屋には土物のこんなカップを用意しました。
    たっぷり頂ける大きめの 「唐津焼」 のカップです。

唐津焼のカップは、そんなに持っていませんが、シックな色合いと模様が好き。
これぞ土物という、ざっくりした味わいの素朴な形も好きです。

今日の珈琲は、「珈嗜園」 で求めた 「ブラジルサントス」 深煎り。
こちらの豆は、ちょっと軽めですが、美味。
何よりコスパが高くて重宝しています。薫り高い珈琲が入りましたよ~   

暮らし私流儀

2017-08-01 18:00:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













 しかし、8月 の午後 は、
 古代詩などを読むよりは夢想に
 けるのにふさわしかった。
   
 斜面を成した畑は青いもやに包まれて
 豊かな収穫を約束している。
 そよ風が微かな音を立てて
 ポプラの木々に囁き、
 桜の果樹園の片隅には、
 薄暗い若樅の繁みを背に、
 燃えるような赤いけしの花が首を振っていた。      
   【「アンの青春」 第1章】 






今日から8月。
あれよ、あれよと言う間に1年も半分以上、過ぎたのですね。
相変わらず厳しい暑さが続きます。

おまけに、いつまで経っても抜けない湿気。
じとじとと、肌にまとわりつくような不快な暑さです。

その上、日本を取り巻く周辺国の不穏な空気。
(いつ戦争が起きてもおかしくないような)

果ては、安倍首相には何の問題もないのに、
モリカケ問題等に、ダラダラと明け暮れる政治の世界。
目を覆うような著しいマスコミの劣化と・・留まる事を知りません。

偏向、捏造(ねつぞう)をも含む印象操作のオンパレード。
そんなこんなで、テレビはすっかり見なくなりました。









   




    こんな時・・唯一の癒しは、
    真夏でも熱い珈琲を頂く事。
    ネルでゆっくり丁寧に珈琲を淹れる・・。

    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』 の開店です。
    今日も大好きな青を基調に。
    海の底でもイメージしましょうか・・。

今日は、富久栄珈琲の 「ビターブレンド」 を。
深煎りで、しっかりしたコクと甘味があります。

そうそう 【以前】 、ご紹介した事のある越乃寒梅の「灑(さい)」。
青色が好きな事もあり、一応空き瓶を取っています。(すぐ上の写真)
こんな風に花瓶として再利用しています。

珈琲の甘く長い余韻

2017-07-21 17:56:38 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編













 「雨は降らないわよ ――
 インディアン峠の上にもくもく出ている
 あのふわふわした薔薇色と白の入道雲の外、
 雲は一つもないもの。
 ああいう雲を見る度に私、鷲わしのような翼で
 舞い上がってあの雲の真ん中へすーと
 舞い降りたい気がするのよ」       
  【「エミリーはのぼる」 第12章】 








梅雨が明け、蝉がせわしく鳴き始める・・。
夏の強い日差しに白い服が、やけに眩(まぶ)しく感じるようになると、
いよいよ待ちに待った夏休みですね。

遥か昔の事になってしまいましたが、
私にとっても、懐かしさを伴って思い出されます。

夏休みだけは他の休みとは違う、特別なお休み。
特に休み明けなどは、ちょっぴり大人になったような気分を味わったものです。
不思議な感覚。













    さて、ちょっぴり久し振りとなりました。
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店です。
    今日も、大好きな薔薇のカップを取り出しました。

    それも涼しそうな青い薔薇。お皿は、ハート形。
    小さめに見えるカップですが、どうして、どうして。
    意外に入ります。
    (これにはもう1枚、大きめのケーキ皿が付いています)

そして珈琲は、「グァテマラ サンタクルス」。
フルーティーな香りとチョコレートのような甘い香りが混在し、
コクもあります。至福のひと時が過ぎて行きます。

薔薇が好き藍が好き珈琲が好き

2017-06-16 23:21:08 | 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』編





【窓の向こうには蝶も一休み】







 「・・・今の所は今日のような美しい日なら
 当分飽きそうもないくらいよ。
 どんなものでも 6月 を好きなのね。
 デイビー坊や、この花の季節に
 何て陰気な11月のような顔をしているの?」                   
  【「アンの愛情」 第28章】 









心地良い晴天が続きます。
陽射しがたっぷりありますから、日中はかなり暑くなりますが、
それでも家の中は、ヒンヤリしています。

気が付けば、6月も半ば。
梅雨入りしてから、こんな状態がずっと続いています。

蝶は花から花へと舞い、我々にとってもこんな気候は、
すこぶる快適ですが、雨が降らなければ降らないで心配になります。
杞憂に終わればいいのですが・・。







  


    さて、早速ですが、
    『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』、開店と致しましょう。
    そう言えば、最近、開店の頻度が多いですね。

    一つには、季節柄? お茶が美味しく感じられるのと、
    やっと・・と言いますか、集めに集めた、
    珈琲カップを(お気に入り中心に)整理した事に他なりません。

これまで無造作に重ねて収納していた珈琲カップ。
早い話、皿とカップが行方不明というのも、ままありました。
  
ブログのお陰で、同じカップばかりというのは、
ある程度、避けられましたが、それでも取り出すのがめんどうで、
ついついマンネリ化してしまっていたものです。そんなこんなで。

今日は、青い薔薇柄の珈琲カップで。
大好きなカップで、ゆっくり頂くお茶は、心の中にお湿りが届くよう。

6月とは思えない、カラッカラの空気の中で、薫りも仄かに漂います。
こんな時、お茶というものは、単なる喉の渇きを
潤すだけの飲み物ではない事に気付きます。

テーブルは思い切り窓辺に寄せて。
薔薇の香りのローズゼラニウムは終わりましたが、
本来のゼラニウムは、まだまだ盛り。内と外の至福の時間は続きます。