【胡蝶の舞い~「トラディスカンティア」】
アイリーン伯母さんの家と隣家の境にある ライラック の生垣から良い匂いが 波のようにジェーンの顔を打った。 芝生の隅に立っている ポプラ は、 青々とした笑いで震えていた。 林檎 の木は親しげに腕を差し伸べていた。 白い鷗が舞い上がったり さっと舞い下りたりしている 港の向こうに、 雛菊 が点々と咲く原が遠くに見えた。 雨上がりの空気は湿り、快かった。 【「丘の家のジェーン」 第11.】 |
こちらは久し振りに、
“朝から太陽” を迎えました。
こんな時、つい、ちょっとだけ・・
と紅茶に加えるローズマリーや
セージの葉っぱを採りに庭へ。
それが思わぬ長居になる事も
しばしばです。今日もそんな愚を。
何と言っても今の季節は、
1番紫外線の強い季節ですのに。
勿論、スッピン。
そのくせ外出する時には、
つば広の帽子にストール、
サングラスの完全武装。
こんな怪しい? 格好までして
家(うち)では抜けている私です。
「頭隠して尻隠さず」 ですね。
さて、今日で 5月も終わり。
明日から 6月なのですね。
私の中では、もう 6月。
そのスピードは年々、早くなって行くような気がします。
東日本大震災など、色々あった今年は特にそんな気が。
ところで上記の文章は、一足先に 『アンの世界』 の6月です。美しい世界。
私達の世界は、北海道を除いて梅雨の真っ最中ですが、
それでも緑は一段と濃くなり、眩(まばゆ)いばかりです。
【「昼咲月見草(ヒルザキツキミソウ)」・森の恋人~「ブラックベリー」】
さてこの季節は、雨に濡れる
紫陽花は特別の風情がありますね。
でもそんな中で、派手さは
全然ないけれど、華奢なのに
しなやかな野の花に
より心、惹かれます。
今日は、そんな庭に咲く
小さな野の花を集めてみました。
可憐ですね。(一部除く)