
靄(もや)のかかった、
こんな幻想的な空となりました。
『アンの世界』 では、
もう、すっかりお馴染みの、
「絹のヴェール」。
このヴェールがかかると、
見慣れたいつもの景色とは
違ったそれが繰り出されます。
空の神様も、粋な事をして
下さいますわね。こちらは今日も、本当に穏やかな冬日和となりました。
“・・・ついに、その日は自分が年老いて来た事を悟り始めた。
するとその美しさに、ある憂愁の色が加わり、
その美しさを霞ませはしたが、却って強める事になった。
鋭い角度、ぴかぴか光る点などが優しい曲線となり、
魅惑的な微光となった。
白い港は、柔らかな灰色とピンクの衣装をまとい、
遥か彼方の丘は紫水晶となった。
「古い年が美しく去って行くわ。」 と、アンが言った。”
【「アンの夢の家」 第16章】
この表現、大好きなフレーズです。
こんな風に古い年が過ぎて行くなんて、何と素敵なのでしょう! ロマンティックなのでしょう!
こんな美しい言葉を唱えながら、新しい年を迎え入れたいものですね。
さて、早いもので今年も、後1日を残すだけとなりました。
皆様の1年は、どんな1年でしたでしょうか・・?
きっと素敵な1年だった事と思います。
例え、どんな1年であったとしても、最後に笑顔で終われれば、いいですね。
そうありたいと、願っています。
そして、来年に向けて、新たな希望に、
胸をわくわくさせて、いらっしゃるのでは、ないでしょうか。
人間、いつまでも夢や希望を持ちたいものですね。
そう言えば、ターシャ さんの言葉に・・。
「夢に向かって自信を持って進み、思い描いた通りに生きようと
努力すれば、思わぬ成功を手にするだろう。これこそ、真実よ。」
~というのがあります。何でも、ヘンリー・D・ソロー の言葉とか。
当然の事ですが、思い描くだけでは駄目なんですね。努力しなければ・・。
そして今年も・・。相変わらず日常の徒然を、思い付くままに記しただけの、
あまり変わり映えのしないブログに、なってしまいました。
しかしながら、こんなブログですが、多くの方にお越し頂け、
コメントまで残して下さる・・。本当に有り難く、心から感謝しています。
『赤毛のアンシリーズ』(全10巻) の、アン から始まったブログですが、
今年は、モンゴメリー女史による同じ仲間の、エミリー や、ジェーン も加わり、
随分賑やかになって参りました。
来年は、ターシャ さんの言葉なども、
折に触れ、お伝え出来たら・・と、思っております。
なお勝手乍ら、このブログは今日30日で、ブログ納めとさせて頂きます。
来年も、どうぞ、よろしくお願い致します。なお新年は、1月4日から再開させて頂きます。
そして、2009年(平成21年)が、素晴らしい年であります事をお祈りして、
今年最後の言葉とさせて頂きます。どうぞ、良いお年を! 皆様、ごきげんよう!