「・・・あの 開き窓 の素敵なこと―― ことにあの高い玄関の上の軒の下にある 小さな開き窓はいいわ。 私、にこにこ笑っているわよ。 ご覧なさいな、暗い屋根板を台とした 木宝石のように輝いているわ。 (中略) 愛する家よ、もし私があなたの中に住むならば、 夕方にはいつもあの西の窓辺に立って、 誰か家へ帰って来る人に手を振るわ。 そのためにあの窓は作ってあるんですもの ―― 愛と歓迎の窓よ」 【「エミリーはのぼる」 第13章】 |
こんな朝焼けの空で目覚めた今日。
先日のように、カーテン全体がオレンジに染まる程ではないけれど、
カーテンの隙間からこぼれる光は、その向こうが今日も晴れている事を十分、
感じさせてくれるキラキラ感と高揚感。それだけで随分、得をした朝。
今朝も冷えましたが、日中は、昨日同様の暖かい天気になりました。
そんな朝から口笛でも吹きたい気分の今日。私は今日も外出。
そして帰りは相変わらずの寄り道、道草です。
でも今日は、ちょっぴり廻り道。
お天気が良いので、ちっとも苦になりません。
ともすれば空を眺めている私。
今日の空は、青い空にまるで鷺が舞っているかのような淡い、薄~い雲。
尤も、帰途にはそれは鱗(うろこ)雲に変わりましたけれど。
(やはり予報通りお天気は、下り坂なのでしょう・・)
さて、本題の窓。(冒頭の写真)
上記のような・・ “開き窓大好き人間” の私ですが、
なかなかお目にかかれません。勿論、我家も例に洩れず。
でも、開き窓ではありませんが、
紅葉する蔦の絡まるこちらのお宅も素敵です。
おまけに窓の下は、こんな風情のある川になっているのですから。(3枚目、5枚目)
窓の蔦も、川の桜も紅葉にはもう少々かかるようですね。
これらが真っ赤に染まった時は、どんなに美しいでしょう。
それにしても。紅葉した蔦の絡む窓の向こうにはどんな方が・・? と思ったり。
ロマンティックな窓も 「想像の余地」 には事欠きませんね。