「ちょっと、やかんをかけるわね。 あなた、お茶を飲んで行くくらいの 時間はあるでしょう」 ホプキンズ看護婦は嬉しそうに応じた。 「ええ、お茶ならどんなに忙しくったって。 いつも言うんだけれど、美味しい濃いお茶ほど いいものはないわよ、ね」 【アガサ・クリスティー作 「杉の柩」 より】 |
こちらは強い陽射しが、じりじりと照り付ける炎天の空となりました。
もうすっかり慣れっこになってしまった殺人的な暑さ。今日も37度越えです。
それでも7月は意外にも過ごし易くて今年は冷夏・・?
~なんて思ったものですが・・。
冷房の効いた室内から見る空は、吸い込まれそうな澄み切った青空。
白い雲もその輪郭をくっきりと見せています。
立秋を迎え(昨日)、お盆も近くなると、そろそろ秋の気配も感じて。
尤も、冷えた室内にいるからこその感覚ですが。
とは言え、一時に比べ僅かですが、日も短くなりつつあります。
季節は確実に移ろっているのですね。
さて先日、友人のお見舞いからの帰り道、
ちょっぴり遅いランチを頂きました。
美味しい珈琲のお店、「葉山珈琲」 で。(冒頭の写真)
店内は、お昼のピークを過ぎていたので混雑もなく、
程良く冷房も効いて静かで心地良い空間。
珈琲は大好きなマンデリンを注文。所謂(いわゆる)、一人カフェです。
殺人的な暑さ・・からの連想とは、ちょっと物騒ですが、
サンドイッチ (注)もある事ですし、ここはミステリー、アガサ・クリスティーを。
エルキュール・ポワロが活躍する 「杉の柩」 などいかがでしょう。
背筋がゾクッ・・暑い夏、特にお勧めかも知れませんね。
(注:サンドイッチに毒が・・)