2月最後の今日は、やっとこんな
空が戻って来ました。快晴です。
何日振りの事でしょう。
そのせいか・・今朝は殊の外寒く、
感じられたものです。
起床時の気温は12℃。
昨日が雨降りにも関わらず、
13℃でしたから、この時期の僅か
1℃の気温の差は感じ方が
激しいのかも知れませんね。
しかしながら日中は、
春本番の暖かさになりました。
そして、その空は淡い青です。浅葱(あさぎ)色とでも言うのでしょうか・・。
この色こそ、早春の色・・という気がします。
「木の葉の落つるも、まづ
落ちて芽ぐむにあらず、
下よりきざしつはるに堪へず
して落つるなり」 ~「徒然草」
ところで、
空に向かって伸びている冬木立・・。
葉っぱを落としているものも、そうでない
ものも美しいな・・と思って眺めたものです。
それは、公園の木だったり、
雑木林のそれだったり・・。
しかしながら、こうして季節は巡り、いつの間にかその葉っぱを落とした木々も、
芽吹いて来ました。尤も最近、その木々達も慌ただしさを増した気もしますが・・。
冬の森が美しい事は、
『アンの世界』 でも実証済みですね。
でも、今頃の季節、早春の森も、
さぞかし美しいのではないでしょうか・・。
まだまだ秋の落葉も、
地面を覆っている事でしょう。
でも、枝にはこうして新芽を吹き、
華やぎの春の装いの準備をしている・・。
あそこにも、ここにも・・。
茶色になって朽ちた葉と、
いかにも瑞々しい萌葱(もえぎ)色の新芽。
こんな対照的な光景が見られるのでしょうね。
そして、今度は青々と茂る緑陰を作り、
やがて木枯らしの中で落葉の季節を迎える・・。
それが四季のある我国の森や林の姿でしょう。
今日の小さな我庭の木を見て・・ふと、そんな風に思った次第です。
そうそう、もう少し暖かくなりましたら・・。
いつかの・・あの径の向こうの森に出掛けてみましょう。
「妖精の棲む森」 ならいいのですが・・。でも、きっと 「詩」 は見えますね。