だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

パルマとマニエリスム

2007-05-02 21:51:31 | 展覧会
イタリアには州があり、さらに県があります。イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州パルマ県というわけですね。パルマ出身の有名人に、指揮者のアルトゥーロ・トスカニーニや映画監督のベルナルド・ベルトルッチがいます。なんでパルマの話をしているかというと、やってくるんですね~、パルマから絵画が!!

上野の国立西洋美術館での、「パルマ イタリア美術、もう一つの都」がそれ。ルネッサンスからバロック初期までの絵画、素描約100点が来日します。ルネッサンスはもちろんのこと、私の好みは、マニエリスム、バロック、古典主義の時代。だからこの絵画展は、もう~絶対必見です!

第1章では、“パルマに招聘された地方の芸術家たちと地元の反応” 第2章“コレッジとパルジャニーノの季節” 第3章“ファルネーゼ家の公爵たち” 第4章“聖と俗の絵画:マニエリスムの勝利” 第5章“バロックへ:カラッチ、スケドーニ、ランフランコ” 第6章“パルマ派を支えた画家たちの素描”と題して、魅惑の絵画が続々!うれしい!

パルジャニーノの『ルクレチィア』や『聖カタリナの神秘の結婚』、バルトロメオ・スケドーニの『キリストの墓の前のマリアたち』、ジローラモ・マッツォーラ・ベドリの『アレッサンドロ・ファルネーゼを抱擁するパルマ』、アロンソ・サンチェス・コエーリョの『アレッサンドロ・ファルネーゼの肖像』(どんな絵かは、サイトで確認してくださいね)

写真のなかった時代、肖像画はその人の姿や思いを今に伝えます。そして聖書や神話の物語を分かりやすく、人々に伝えていました。私が惹かれるのはそうした絵画の役割りと、精密な絵そのもの。そして素晴らしい技法。日本画もですが、欧米の絵画展でそうした絵を見れることが、本当に幸せ♪

展覧会では、展示のテーマがありその内容に沿って世界中の作品が集まります。それもうれしいことの1つ。でも、できるなら実際に現地の美術館でも、見たいですね。いつかパルマ国立美術館へも、行ってみたいです。今は、上野に!
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