だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

6人の最優秀女優賞

2007-05-10 22:03:20 | 映画
ペドロ・アルモドバル監督を知ったのは、87年の「欲望の法則」。アントニオ・バンデラスが出ていたから。この映画、公開されたのは90年5月。まだ主役を張る俳優ではなかったけど、美しさは格別。それにこの映画は、男3人の愛憎劇。うふふ、好み♪

でも、その前後の「セクシリア」(82)「バチ当たり修道院の最期」(83)「神経衰弱ぎりぎりの女たち」(87)「アタメ」(89)「ハイヒール」(91)「キカ」(93)は、未見。見なくっちゃ!しっかり見始めたのは、「私の秘密の花」(95)「オール・アバウト・マイ・マザー」(98)「トーク・トゥ・ハー」(02)「バッド・エデュケーション」(04)。

監督は1949年9月24日、スペインのラ・マンチャ生まれ。うふふ、見果てぬ夢、ね~♪関係ないけど。最新作がやって来ます!「ボルベール<帰郷>」(06)主演は、美女ペネロペ・クルス。この作品は、カンヌ国際映画祭の脚本賞をアルモドバルが、女優賞をペネロペが受賞しています。パルム・ドールは「麦の穂をゆらす風」だったけど。

それにペネロペは、アカデミーの主演女優賞にもノミネートされる熱演。これは見なくては!物語は監督の故郷、ラ・マンチャを舞台に大いなる母の愛と、力強く生きる女たちを描いています。

10代の頃のライムンダ(ペネロペ)は、母イレネ(カルメン・マウラ)と折り合いが悪く、なぜか拒んでいました。ありがち…。その母は夫とともに焼死。現在、ライムンダは失業中の夫と15歳の娘パウラ(ヨアンナ・コバ)と暮らしています。ある日、『死んだはずの母の姿を見た』という噂を耳にします。

信じられない噂であるにも関わらず、ライムンダは“心を閉ざした母に今ならすべてを打ち明けられる”と心が揺れるのでした。果たして、彼女の前に現れた女性は、本物の母なのか?それとも?

他にもライムンダの姉(ロラ・ドゥエニャス)妹(チュス・ランプレアヴェ)、隣人のアグスティナ(ブランカ・ポルティージョ)もこの突然の出来事に動揺するのでした。素晴らしいのは出演した6人の女優全員が、最優秀女優賞を受賞したこと!ありえない快挙!見たい!
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