ダリと語ろう！

今更ですが、ダリほど有名な画家はいません。言い切りました。日本での展覧会で、『わたしはダリでしょう？』なんてサブタイトルが入るくらいですから。

万が一、ダリをご存じない方のために。サルバドール・ダリは、１９０４年５月１１日スペインのカタルーニャ地方フィゲーラス出身。少年時代から絵画に興味を持ち…

マドリードの美術学校に入学。１９２５年、最初の個展を開きます。１９３４年、後のダリの作品にしばしば登場する、ガラ・エリュアールと結婚するのです。

シュルレアリスムの代表的な作家で、自身を“天才”と称し数々の奇行やエピソードが。しかしダリは本物の天才。１９８９年１月２３日、８４歳で亡くなります。

ダリの展覧会には、過去、何回も出かけていますが、いつもその作品の創造性に驚かされます。それが、ダリへの関心へと繋がるのでしょう。

ポール・モリソン監督「天才画家ダリ 愛と激情の青春」（０８未）では、ロバート・パティンソンがダリを演じました。それにしても、ダリにはいつも惹かれてしまいます。

この秋、国立新美術館で「ＤＡＲＩ ダリ展」が、開催されます。約１０年ぶり、約２００点の作品たちです。『ラファエロ風の首をした自画像』（１９２１年頃）、

『ルイス・ブニュエルの肖像』（１９２４年）、『降りてくる夜の影』（１９３１年）、『子ども、女への壮大な記念碑』（１９２９年）、『謎めいた要素のある風景』（１９３４年）、

『見えない人物たちのシュルレアリスム的構成』（１９３６年頃）、『奇妙なものたち』（１９３５年頃）、『ラファエロの聖母の最高速度』（１９５４年頃）、

『素早く動いている静物』（１９５６年頃）などなど。ぜひ作品の前にたたずんで、ダリと会話してみてください。きっと何か言ってくるはず。では。