だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

恋人の“家族”を守るための嘘

2021-07-04 19:56:53 | 映画
ジョン・スー監督「返校 言葉が消えた日」(19)に続く、台湾映画のご紹介。チェン・ヨウチェ監督「親愛なる君へ」(20)です。

チェン・ヨウチェ監督作品には「シーディンの夏」(01)、「一年之初」(06)がありますが未見です。全作、脚本と監督を担当。

年老いた婦人シウユー(チェン・シューファン)とその孫ヨウユーの面倒を1人で見ている、青年ジエンイー(モー・ズーイー)。

彼は老婦の家に間借りし、2人に尽くすのには理由があります。ジエンイーにとって、今は亡き同性パートナーの家族だからでした。

ところが、病気療養中だったシウユーが突然亡くなります。その死因を巡って、ジエンイーは周囲から疑いの目で見られるように…。

警察の捜査によって不利な証拠が次々と発見され、ジエンイーはついに罪を認めてしまうのでした。裁判にかけられたジエンイー。

大切な“家族”を守りたい…果たして?カンボジア出身のホン・カウ監督のイギリス映画「追憶と、踊りながら」(14)を思い出します。

ロンドンを舞台にカンボジア系中国人の母親とゲイの息子。告白しないうちに彼は交通事故で亡くなります。恋人(ベン・ウィショー)が…

友人と名乗って彼の母親の面倒を見ようとするのですが…。こちらも優しい気持ちにさせる作品でした。それから、題名だけ見ると…

ラッセ・ハルストレム監督「親愛なるきみへ」(10)もありますが、こちらはニコラス・スパークス原作のアメリカ映画。別物です。
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