[10月26日19時15分 天候:曇 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
夕方のラッシュに重なってしまった為、私達の車は都心部で渋滞にハマってしまった。
しかも途中で雨が降ってきた為、尚更その渋滞は激しいものだった。
リサなど疲れて、途中で眠ってしまったほどである。
善場「お疲れ様でした」
私達はマンション裏手の駐車場の方に車を止めてもらった。
愛原「すいません。こんな時間まで……」
善場「いいえ。さすがにしばらくの間、リサの監視は強化しなければなりませんので、仕方ありません」
車から荷物も降ろす。
善場「それでは明日、午前10時に当事務所までお願い致します」
愛原「分かりました。ありがとうございました」
善場「それでは、失礼します」
マンションの中に入る。
高橋「郵便物も一杯っスね」
愛原「といっても、広告とかばっかりだろう?」
高橋「まあ、そうっスね」
リサ「お腹空いた……」
愛原「そうだな。今夜はピザでも取ろう」
リサ「おー、ピザ!」
急いで部屋に戻る。
愛原「新しい服は、ちゃんと畳んでおけよ」
リサ「古い服はどうしよう?」
愛原「古着屋に売ったりすれば、いくらかにはなるんじゃないか?」
リサ「読者の皆さん、わたしのJCみたいなJK下着いる?」
愛原「さりげなく売るんじゃねー!」
リサ「ブルマも小さくなったから、穿けなさそう。穿けないこともないけど、きっとお尻に食い込んで、ハミパンしまくりだよ。……見たい?」
愛原「と、年頃の女の子が、そんなはしたないこと言うんじゃありません!」
私は母方の従姉の伯母が言っていたセリフを思い出し、それの真似をした。
リサ「えー?先生だけだよぉ?」
愛原「いいから、まずは着られなくなった服だけ片付けるんだ」
リサ「はーい……」
ユニクロでまとめ買いしたこともあり、リサの私服は当面困ることはないだろう。
秋物や冬物は先に買っておいたのだが、夏物については来年また買えばいいだろう。
あとは学校関係か。
その前に……。
愛原「ピザは何にする?」
私は自分のスマホで、注文することにした。
リサ「ミートピザ」
愛原「やっぱり肉系か。高橋は?」
高橋「先生と同じので、オナシャス」
愛原「っつても、俺の場合、マルガリータだぞ?」
高橋「マジっすか?」
愛原「まあ、いいや。Lサイズ2枚頼めばいいな。ちょうど半額クーポンあるからいいや」
リサは鬼だからガッツリ食うし、高橋も若いから結構食う。
Mサイズでは足りないだろう。
私みたいなオッサンは、Lサイズの半分でいい。
がっつりした肉系を1枚、サッパリしたマルガリータを1枚にした。
愛原「これでよし。注文完了」
高橋「どのくらいで来ます?」
愛原「30~40分くらいだって」
高橋「じゃあちょっと、今のうちに出掛けてきます」
愛原「どこへ?」
高橋「コンビニっス。まあ、100円ローソンっスね。明日の朝飯の食材、ほとんど賞味期限切れになってますんで」
愛原「マジで?」
高橋「マジです。明日は、何にします?」
愛原「簡単なものでいいよ。ベーコンエッグにトーストとか」
高橋「分かりました。……あ、今度はBLTサンドで誤魔化したりはしませんので」
愛原「ああ、そう」
高橋「そういうのでしたら、100円ローソンで全部調達できますね。行ってきます」
愛原「行ってらっしゃい」
高橋が出掛けてピザが来るまでの間、リサは制服に着替えてみた。
リサ「うう……やっぱりキツい」
愛原「やっぱダメか」
高等部のブレザーはダブルのボタンなのだが、リサの今のサイズではボタンが留められないでいた。
また、スカートにあっても、アジャスター付きであるものの、それを全開にしても、ホックが留められないほどだった。
元々が高等部用であっても、1番サイズの小さいものを購入していたのである。
それが平均的な体型になったのだから、サイズが合うわけがなかった。
愛原「一式、買い直しか……」
確か、店によっては、子供の成長が想定外で、リサのように着られなくなって買い直す場合、下取り制度とかが無かっただろうか。
さすがに消耗品扱いの体操服は無理だとしても、制服にはそういうのがあったような気がする。
そして、新品が買えない家庭のコとかに安く払い下げたり、そうではなく、予備にもう1着欲しいというコに売ったりすることもあるそうだ。
リサ「自分で言うのも何だけど、わたしの体、とんでもないね」
愛原「その自覚があるだけマシってもんさ」
リサ「ほんと!?」
愛原「……あ、いや。最近の特級BOWは、自覚があっても、その力を故意に悪用したりするヤツとかが出てきたみたいだけど……」
アメリカはルイジアナ州のルーカス・ベイカーとか、ルーマニアの片田舎の4貴族やマザー・ミランダとか。
リサ「わたしは悪用しないよ」
リサの場合、『寄生虫』をやや悪用していたフシはあったが、まあ、そのおかげで東京中央学園では一部ながらもブルマが復活したし、表立ったイジメは無くなったらしい。
ただ、今はその『寄生虫』もいなくなり、代わりに電撃使いとなったリサは、今後その能力をどうするのか……。
愛原「だと、いいんだがな」
リサは久しぶりに帰ってきてホッとしたのか、第1形態に戻った。
それまで1本だけだった角が、頭の両側に2本生えるようになる。
耳が長く尖るのは、以前と一緒。
そして牙も生えるが、他の歯もギザギザしているように見える。
爪も長く、尖る。
爪が長いと、スマホを操作しづらいようだ。
リサは制服から、また元の私服に着替えた。
先に高橋が帰ってきて、その後でピザが来た。
私はピザだけで飲み物は買っていなかったが、高橋が気を利かせて、コンビニで飲み物を買ってきてくれた。
高橋「リサはオレンジジュースだろ?」
リサ「うん」
高橋「先生、ビールは冷蔵庫の中です」
愛原「ああ。さすがに缶入りだから、これは賞味期限が切れることはなかったな」
高橋「当然です」
リサ「ん?」
愛原「どうした?」
リサ「んー……」
ピザを一口食べたリサだったが、何故か首を傾げた。
変な味がするのだろうか?
リサはオマケで付いていたタバスコの袋を開けると、それを掛けて食べた。
リサ「ん!美味しい!」
どうやら、味が物足りなかったようだ。
しかし、今までそんなものは掛けずに食べていたリサだが、体が成長したことで、少し大人の味(辛味)に興味を持つようになったのだろうか。
彼女の成長を喜ぶやら、寂しいやら……。
夕方のラッシュに重なってしまった為、私達の車は都心部で渋滞にハマってしまった。
しかも途中で雨が降ってきた為、尚更その渋滞は激しいものだった。
リサなど疲れて、途中で眠ってしまったほどである。
善場「お疲れ様でした」
私達はマンション裏手の駐車場の方に車を止めてもらった。
愛原「すいません。こんな時間まで……」
善場「いいえ。さすがにしばらくの間、リサの監視は強化しなければなりませんので、仕方ありません」
車から荷物も降ろす。
善場「それでは明日、午前10時に当事務所までお願い致します」
愛原「分かりました。ありがとうございました」
善場「それでは、失礼します」
マンションの中に入る。
高橋「郵便物も一杯っスね」
愛原「といっても、広告とかばっかりだろう?」
高橋「まあ、そうっスね」
リサ「お腹空いた……」
愛原「そうだな。今夜はピザでも取ろう」
リサ「おー、ピザ!」
急いで部屋に戻る。
愛原「新しい服は、ちゃんと畳んでおけよ」
リサ「古い服はどうしよう?」
愛原「古着屋に売ったりすれば、いくらかにはなるんじゃないか?」
リサ「読者の皆さん、わたしのJCみたいなJK下着いる?」
愛原「さりげなく売るんじゃねー!」
リサ「ブルマも小さくなったから、穿けなさそう。穿けないこともないけど、きっとお尻に食い込んで、ハミパンしまくりだよ。……見たい?」
愛原「と、年頃の女の子が、そんなはしたないこと言うんじゃありません!」
私は母方の従姉の伯母が言っていたセリフを思い出し、それの真似をした。
リサ「えー?先生だけだよぉ?」
愛原「いいから、まずは着られなくなった服だけ片付けるんだ」
リサ「はーい……」
ユニクロでまとめ買いしたこともあり、リサの私服は当面困ることはないだろう。
秋物や冬物は先に買っておいたのだが、夏物については来年また買えばいいだろう。
あとは学校関係か。
その前に……。
愛原「ピザは何にする?」
私は自分のスマホで、注文することにした。
リサ「ミートピザ」
愛原「やっぱり肉系か。高橋は?」
高橋「先生と同じので、オナシャス」
愛原「っつても、俺の場合、マルガリータだぞ?」
高橋「マジっすか?」
愛原「まあ、いいや。Lサイズ2枚頼めばいいな。ちょうど半額クーポンあるからいいや」
リサは鬼だからガッツリ食うし、高橋も若いから結構食う。
Mサイズでは足りないだろう。
私みたいなオッサンは、Lサイズの半分でいい。
がっつりした肉系を1枚、サッパリしたマルガリータを1枚にした。
愛原「これでよし。注文完了」
高橋「どのくらいで来ます?」
愛原「30~40分くらいだって」
高橋「じゃあちょっと、今のうちに出掛けてきます」
愛原「どこへ?」
高橋「コンビニっス。まあ、100円ローソンっスね。明日の朝飯の食材、ほとんど賞味期限切れになってますんで」
愛原「マジで?」
高橋「マジです。明日は、何にします?」
愛原「簡単なものでいいよ。ベーコンエッグにトーストとか」
高橋「分かりました。……あ、今度はBLTサンドで誤魔化したりはしませんので」
愛原「ああ、そう」
高橋「そういうのでしたら、100円ローソンで全部調達できますね。行ってきます」
愛原「行ってらっしゃい」
高橋が出掛けてピザが来るまでの間、リサは制服に着替えてみた。
リサ「うう……やっぱりキツい」
愛原「やっぱダメか」
高等部のブレザーはダブルのボタンなのだが、リサの今のサイズではボタンが留められないでいた。
また、スカートにあっても、アジャスター付きであるものの、それを全開にしても、ホックが留められないほどだった。
元々が高等部用であっても、1番サイズの小さいものを購入していたのである。
それが平均的な体型になったのだから、サイズが合うわけがなかった。
愛原「一式、買い直しか……」
確か、店によっては、子供の成長が想定外で、リサのように着られなくなって買い直す場合、下取り制度とかが無かっただろうか。
さすがに消耗品扱いの体操服は無理だとしても、制服にはそういうのがあったような気がする。
そして、新品が買えない家庭のコとかに安く払い下げたり、そうではなく、予備にもう1着欲しいというコに売ったりすることもあるそうだ。
リサ「自分で言うのも何だけど、わたしの体、とんでもないね」
愛原「その自覚があるだけマシってもんさ」
リサ「ほんと!?」
愛原「……あ、いや。最近の特級BOWは、自覚があっても、その力を故意に悪用したりするヤツとかが出てきたみたいだけど……」
アメリカはルイジアナ州のルーカス・ベイカーとか、ルーマニアの片田舎の4貴族やマザー・ミランダとか。
リサ「わたしは悪用しないよ」
リサの場合、『寄生虫』をやや悪用していたフシはあったが、まあ、そのおかげで東京中央学園では一部ながらもブルマが復活したし、表立ったイジメは無くなったらしい。
ただ、今はその『寄生虫』もいなくなり、代わりに電撃使いとなったリサは、今後その能力をどうするのか……。
愛原「だと、いいんだがな」
リサは久しぶりに帰ってきてホッとしたのか、第1形態に戻った。
それまで1本だけだった角が、頭の両側に2本生えるようになる。
耳が長く尖るのは、以前と一緒。
そして牙も生えるが、他の歯もギザギザしているように見える。
爪も長く、尖る。
爪が長いと、スマホを操作しづらいようだ。
リサは制服から、また元の私服に着替えた。
先に高橋が帰ってきて、その後でピザが来た。
私はピザだけで飲み物は買っていなかったが、高橋が気を利かせて、コンビニで飲み物を買ってきてくれた。
高橋「リサはオレンジジュースだろ?」
リサ「うん」
高橋「先生、ビールは冷蔵庫の中です」
愛原「ああ。さすがに缶入りだから、これは賞味期限が切れることはなかったな」
高橋「当然です」
リサ「ん?」
愛原「どうした?」
リサ「んー……」
ピザを一口食べたリサだったが、何故か首を傾げた。
変な味がするのだろうか?
リサはオマケで付いていたタバスコの袋を開けると、それを掛けて食べた。
リサ「ん!美味しい!」
どうやら、味が物足りなかったようだ。
しかし、今までそんなものは掛けずに食べていたリサだが、体が成長したことで、少し大人の味(辛味)に興味を持つようになったのだろうか。
彼女の成長を喜ぶやら、寂しいやら……。