マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

エリザベート2回目観てきました。

2010年09月06日 | ミュージカル
本日二度目の「エリザ」観劇。
城田トートに拝謁してきましたよ~ホントに素敵でした

一番心配だった歌も出だしから最後に至るまで安定していて、低音のよく響くいい声にうっとりこんなに歌えるとは嬉しい驚きです。
美しい顔とすらりとした舞台映えするそのお姿に目は釘づけでした。

初めてキャストに彼の名前を見たときは「ありえない!」と愕然となり、「小池先生は何考えてんだろうね???」と噂し合ったものですが、怖いもの見たさで(?)城田優トートのチケットを取ったら、ヅカファンの友人からは「チャレンジャーだねぇ!」と馬鹿にされた私。
でもやはり小池先生の目に狂いはなかったわ。
内野トートを初めて見た時の衝撃が蘇ってきました。
新しいミュージカルスターの誕生ですね。

一緒に観た友達は途中から胸がドキドキしてきちゃった・・・そうです。
二人で「城田優君で大当たりだったね」と話しながら帰ってきました。

かなり着こなしが難しいと思われるトートの衣装や金髪のロン毛がこんなに似合うトートは今までいなかったのでは?
ビジュアル的にはピカイチだと思います。長いマントの裾のさばき方も美しいんですよ。
石丸トートはかなり情熱的でぐいぐいシシイに迫る死神でしたが、城田トートはクールビューティーというかどことなく斜にかまえてシシイのことを観ているように思えました。若さ故の残酷さとか青い感じが魅力的。
カテコでは他の誰よりも深々と長くお辞儀をしている姿が印象的でした。

瀬奈さんは随分歌が安定してきて「私だけに」も前回より高音が楽に出てるようで安心して聴いていられました。
今日一番胸を打たれたのは精神病院での「あなたの魂は自由~」と歌うところ。皆さんも同じように感じたようで前回なかった拍手が今日はでした。

カテコの後のトークショーは瀬奈・石川・城田の三人でしたが、優くんは公演の間が何日か空くと不安と緊張で悪夢を見たり眠れなかったりお腹が痛くなったりするとか。どんな悪夢かというと、闇広でポールを降りるはずがロープになっていたり(ここでショック!か?とのツッコミが)、自分の知らないうちに闇広の振付が変わっていてパニックになったり・・・ですって。凄いプレッシャーと責任感に押しつぶされそうになりながら闘っているんですね。

メイクも30分位かけて自分でやるそうで、目の周りに墨汁みたいのを塗るんだけどまばたきすると瞼にくっついて真っ黒になっちゃうので拭いてまた描いてとかやってるとすぐ時間になっちゃう・・・とご苦労されてる様子。
もともと彫りが深いのでそんなに濃いメイクはしてない様ですが、目の周りのハイライトがキラキラして王子様チックでしたよ。

ドクターゼーブルガーのシーンでマントを脱ぎ捨てるところは、なかなか上手くいかないので、瀬奈さんにお手本を見せてもらったそうです。そのシーンを優くんと瀬奈さんと二人が再現してくれて大喝采でした。

石川禅さん曰く「元男役さんは華奢に見えるけど握力が強い!馬車や階段でよろけそうになるとグイッとシシイに抱きとめられる。」今日は客席に前フランツ・ヨーゼフ役の鈴木綜馬さんがいらしたそうです。

カーテンコールやトークショーの時も先輩や他のキャストを立てるとても謙虚な態度・言動とお茶目で可愛い仕草に好感度大幅アップです。
今日は伊礼彼方君の初日だったらしいのですが、伊礼くんとの闇広も鳥肌ものでしたよ。
城田トートを見逃したら、かなり人生損すると思います。