マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

上野のフレンチレストラン コーダリー

2010年09月11日 | グルメ
以前、上野の美術館に行った折りに見つけてお気に入りだったのに、いつの間にか閉店してがっかりだった不忍池の前にあったソフィテル東京のソムリエと副総料理長が開いた小さなフレンチのお店。
どこに開いたのかとずーっと気になっていたのですがやっと見つけました。

地下鉄千代田線の湯島駅から5~6分。前のお店の近くで東天紅の裏手にあります。
近くには岩崎邸や横山大観美術館も。ここを知ってると何かと便利です。

20席あるかどうかの狭い店内は女性客やカップルで満席でした。予約しといて良かった!

店名の Caudalie「コーダリー」とはフランス語でワインを表現する際に用いられる言葉で余韻の長さを表す単位だとか。

料理は素材のもつ香りや味わいを引き出す軽やかな料理ですとのことですが、プリフィクスの選び方によってはかなりボリュームあります。特に肉料理は。

ランチメニューは

☆Menu Déjeuner(平日のみ ランチコース) ¥1,800
        スープ、サラダ、本日のメインディッシュ、コーヒー&小菓子

☆Menu Caudalie(プリフィックスコース) ¥2,800
        スープ、前菜、メインディッシュ、デザート、コーヒー&小菓子

☆Menu Dégustation(シェフのおまかせコース) ¥4,000
        アミューズ、前菜、スープ、お魚料理、お肉料理、デザート、コーヒー&小菓子

私たちは、2800円のプリフィックスコースをチョイス。

まずスープ  カップに入ったカボチャの冷製スープ。カリカリのベーコンが浮いてました。
スプーンがなくカップを持ってお召し上がり下さいとのことでしたが、浮き実のベーコンが結構大きいのでちょっと飲みにくかったですね。でも味はさっぱりした甘さで美味しかったです。個人的にはベーコンなくてもいいなと思いました。

前菜は  私は冬瓜を柔らかく煮て冷たく冷やしたスープ仕立てのところにジュレや海水うにやオマールの入ったもの。淡白な冬瓜がひんやりトロリとしてウニの濃厚な甘味とボイルしたオマールがとてもいい味で美味しかった。
とても贅沢な一品。

友人の選んだ、鴨のテリーヌはなんと10センチ角ぐらいのカットが2切れもあり、鴨の生ハムと野菜が添えられていてこれってメイン?と思うほど。美味しい美味しい、と言ってました。

メインは 私は仔牛のバラ肉のコンフィ。まるで中華の東坡肉のようにとろとろに柔らかく、周りはカリッと焼かれていて、バラ肉なのに仔牛のせいか全然脂っこく感じませんでした。脂身が苦手な私でも全然平気でした。

友人は、鮮魚のブイヤベース風?だったかな。ソイとヒメジと何とか(忘れた!)をカリッとソテーしてブイヤベース風に仕上げたそうですが、全然スープっぽくはなかったな。お魚も美味しい~と言ってました。

他には牛肉のソテーとかウズラのローストがありました。

デザートは 私はトウモロコシのクリームブリュレ。トウモロコシで作ったクリームブリュレの上にキャラメリゼしたポップコーンとトウモロコシのチュイルが乗ってました。ポップコーンは子供の頃食べたような懐かしい味。ブリュレは美味しかった~。

友人の選んだパイナップルのコンポートとダックワーズはどうだったのかしら?そう云えば自分のデザートに夢中で気が付きませんでした。もう一つ何とか風味のバナナとチョコレートムースというのもあったけど、周りにはそれを食べている人は居なかったのでどんなものだったか見てみたかったな。

飲み物はハープティーをお願いしました。カモミールとレモングラスのブレンドで暑気払いにぴったりの爽やか~な香りでした。

更に小菓子。小さなシュークリームとピスタチオの焼き菓子とフルーツ味のゼリー。みんな美味しかったよ。

もう満腹です。前のお店でもこの値段でこんなに出るの?と思って感心してたのを思い出しました。

パンもなくなるとさっとおかわりを持ってきてくれるし、サービスの方1人だけしかいないのに待たされることもなくタイムリーにお皿を下げてくれたり水を注いでくれたり、できそうでナカナカ出来ないことです。

2800円でこの内容とボリュームとさりげないけど気の利いたサービスならば大満足。

上野界隈の美術館や博物館、岩崎邸など訪れる際には、家族や友達を連れて行ってあげたいお店の一つです。