マーリンの美味しい生活

ストレス解消は観劇と食べ歩き。

オペラ「トリスタンとイゾルデ」

2011年01月05日 | オペラ
昨日、ワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」を観てきました。

14時に始まり終わったのが19時45分。正直疲れました~

1幕は同じ様な歌詞の繰り返しであまり進展なしで途中で、字幕を読んでるうちに何度もウトウト。ところがいきなりラストシーンで劇的にずっと(殺したいくらいに)反発しあっていた二人が薬のせいでに。


「こんなトリスタンとイゾルデが観たかったのよ~」なんていう人の気がしれないわ・・・と思いながら休憩時間に生ビールをグビグビ。乾燥してるせいかやたらのどが渇くんですよね。でも2幕でまた寝ちゃいそう。

ところが2幕以降の展開の速いこと。1幕と同じ時間のハズなのにあっという間で面白かったですよ~!
あれよあれよという間に皆んな死んじゃう悲劇的な終わり方なんですが、あんまり悲しいという気がしなかったわ。
后を忠臣と信じていた男に取られてしまったにも拘らず、その男と后を一緒にしてやろうとする王様に同情してしまいました。なんて寛大な心の持ち主なのかしら。

暗闇にぽっかり浮かぶ大きな白い月?と赤い太陽?月?がとても象徴的でした。

この舞台で一番感動したのは一番最初の月が海の中から出て天空にぽっかり浮かぶまでのプロローグ。とても幻想的で素敵でした。

トリスタンとイゾルデというオペラの筋も知らずに予備知識ゼロで観に行ったので、分かりにくいところもありましたが素晴らしい歌声に魅了されて帰路につきました。

そうそう!!昨日は皇太子殿下もご観劇されたそうです。

明日は玉三郎さん楽しみ~