シアターコクーンにて「かもめ」観劇。
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実は、今まで「桜の園」「かもめ」「三人姉妹」などを観たことがあったんだけど一度たりとも面白いと思ったことがなかったのです。・・・というか退屈~でした。そんなわけで私の中では、チェーホフ=退屈な芝居のイメージが強かった。
ところがところが、今日観たケラ版の「かもめ」はそんな私のイメージを180度引っくり返してくれました。
実に面白かった~
最初チラシを見た時は、チェーホフだからやめようと思ったんだけど、野村萬斎さん、大竹しのぶさん、生田斗真くん、蒼井優さん、梅沢昌代さん、浅野和之さん・・・などなど錚々たる顔ぶれなので、面白くなりそう
とおもったのですが。
まさにその通り。以前観た「かもめ」と本当に同じ物語?と思うほど違い、すーっと心に沁みるものがありました。
胸に響くセリフもあちらこちらにあり共感できるところも多かったです。
大竹しのぶさん大熱演です
メイクもロシア人のおばさん風で(特に眉毛)、自己愛が強く母よりも女の部分が強い大女優の役がピッタリです。
野村萬斎さんの女ったらしの作家は品があるので、フラれてもなお彼が好きでたまらないと言うニーナ(蒼井優)の気持ちもわかります。
母にも愛するニーナにも拒絶されて自暴自棄になる生田斗真君が痛々しかった。斗真くんはテレビなどで見るよりもずっと彫りが深くて外人ぽかったです。隣の席の(多分萬斎さんのファンと思しき)おばさまたちは、斗真くんを見て「あの方ハーフ?」と話してらっしゃいましたよ。
全体的にアンニュイな雰囲気で結末も暗い話なんですが、山崎一さんの飄々とした存在や大竹しのぶさんのはじけ方が笑いを誘って舞台を明るくしていました。
演出によって同じ戯曲でもこうも変わるものなのですね~
今まで観たどのチェーホフよりも馴染みやすく面白かったです
友人の話では、ケラさんはチェーホフのこの芝居を喜劇ととらえていると語ってらしたとか。納得です。
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実は、今まで「桜の園」「かもめ」「三人姉妹」などを観たことがあったんだけど一度たりとも面白いと思ったことがなかったのです。・・・というか退屈~でした。そんなわけで私の中では、チェーホフ=退屈な芝居のイメージが強かった。
ところがところが、今日観たケラ版の「かもめ」はそんな私のイメージを180度引っくり返してくれました。
実に面白かった~
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最初チラシを見た時は、チェーホフだからやめようと思ったんだけど、野村萬斎さん、大竹しのぶさん、生田斗真くん、蒼井優さん、梅沢昌代さん、浅野和之さん・・・などなど錚々たる顔ぶれなので、面白くなりそう
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まさにその通り。以前観た「かもめ」と本当に同じ物語?と思うほど違い、すーっと心に沁みるものがありました。
胸に響くセリフもあちらこちらにあり共感できるところも多かったです。
大竹しのぶさん大熱演です
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野村萬斎さんの女ったらしの作家は品があるので、フラれてもなお彼が好きでたまらないと言うニーナ(蒼井優)の気持ちもわかります。
母にも愛するニーナにも拒絶されて自暴自棄になる生田斗真君が痛々しかった。斗真くんはテレビなどで見るよりもずっと彫りが深くて外人ぽかったです。隣の席の(多分萬斎さんのファンと思しき)おばさまたちは、斗真くんを見て「あの方ハーフ?」と話してらっしゃいましたよ。
全体的にアンニュイな雰囲気で結末も暗い話なんですが、山崎一さんの飄々とした存在や大竹しのぶさんのはじけ方が笑いを誘って舞台を明るくしていました。
演出によって同じ戯曲でもこうも変わるものなのですね~
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友人の話では、ケラさんはチェーホフのこの芝居を喜劇ととらえていると語ってらしたとか。納得です。