爪と目
2013年09月13日 | 本
2013年の芥川賞受賞作、藤野可織さんの「爪と目」。
短い作品で読みやすい文章だったのであっという間に読めちゃいました。
3歳の娘の目から観た父の不倫相手(後の継母)の描写が淡々と続くのですが、最後に読者もぎゃっというような行動に出るところがホラーチックでした。
「私」のギザギザの爪と「あなた」のコンタクトレンズで傷ついた目が、二人の荒んだ心模様を象徴しているように思えます。
短い作品で読みやすい文章だったのであっという間に読めちゃいました。
3歳の娘の目から観た父の不倫相手(後の継母)の描写が淡々と続くのですが、最後に読者もぎゃっというような行動に出るところがホラーチックでした。
「私」のギザギザの爪と「あなた」のコンタクトレンズで傷ついた目が、二人の荒んだ心模様を象徴しているように思えます。