東宝ミュージカル「エリザベート」のプレビューを観てきました。
今日はプレビュー二日目。
本日のキャストは、蘭乃はな×城田優。
帝劇に入るとキャストの皆様がお出迎えしてくれます。
キャスト表
等身大?パネル
客席に入ってまず感じたのは、舞台装置が随分変わったなぁ~ってこと。
中央部が高くなっていて階段を上がったり降りたりしながらのお芝居、大変そうです。踏み外して落ちないかと心配。
演出や衣装・振り付けも大幅に変わってます。
ルキーニの松也さん、高嶋さんとは異なった役作りを模索中?まだ発展途上にある感じ。
トートの登場シーンは、REONでちえさんが登場した時みたいに大きな黒い羽を背負っていて堕天使風。
今回は右上からのゴンドラではなく中央から。
そういえばトートダンサー達も黒い羽つけてる場面がありました。
トートダンサー達、今回は大活躍。
衣装も、ダンスも艶かしくてカッコ良かった。
振付は?・・・桜木涼介先生だ!かなめちゃんの火の鳥の場面もそうですよね。あの場面、大好きなんですよ。
トートダンサー、皆さん素敵で人気出そう
思わずオペラで追ってしまう私。
蘭乃はなちゃんのエリザ、時々声が裏返っちゃうところがあって、ハラハラ。特に「わたし」、とか「あなた」という歌詞のところ。でも後半、年をとって低い声で歌う時はとても良かったです。
先日、花總さんが言ってらしたように、基本宝塚の娘役の発声は裏声なので、地声で高音を出すミュージカルの発声に苦労されてるのかな~
フランツ・ヨーゼフの佐藤隆紀さんが、凄く良い声で素敵です。思わずフランツに同情してしまうくらいフランツの人柄が滲み出てて、聴いてるだけで癒される。佇まいも落ち着いた包容力のある大人の男って感じ。あまりマザコンには見えません。
ルドヴィカとマダム・ヴォルフの二役は、未来優希さん。さすが上手いっ
ハマコさん、ミルクにも出てたらしいけど見そこねた。
マダム・ヴォルフのコレクションのマデレーネの衣装にもびっくり、ドッキリ
ちびルドルフの大内天君。可愛らしくよく通る声で歌も上手。か弱くて守ってあげたくなる。
大人のルドルフは京本大我君。顔ちっちゃい、そして華奢。いかにもひ弱な皇太子って感じ。声量はないけど歌は上手でした。ダンスはジャニーズっぽい?
さて、城田優君のトートですが、前回観た時よりもパワーアップしていてマジカッコイイです
前回はクールビューティーな黄泉のプリンスでしたが、今回はかなりワイルド。じりじりとルドルフやエリザベートを追い詰めていくさまが、怖いくらい迫力ありました。
胸にタトゥー、素肌に黒い皮のコートと皮パンというワイルド&セクシーな衣装がこんなにも似合う人はそうそういないでしょう。めちゃめちゃかっこ良くて目は釘付けでした。
シースルーのフリフリのブラウスもラストの純白の衣装もどれもよく似合ってて安心しました。
チラシの写真があまり良くなかったのでちょっと心配だったのですが。
プラチナブロンドのロングヘアーをサイドは垂らし後ろは一つに束ねていました。(ドクター・ゼーブルガーみたいに)これは城田くんだけかな?
城田くんは元々彫りが深いのでそんなに濃いメイクでは無いように見えたけど、目の周りはキラキラ
してました。
歌い方も、ある時は囁くように、またある時は語りかけるように、そして最後のダンスの時はシャウトなど緩急の付け方も上手い。
城田トート、新演出でも素晴らしかったです。
結婚式のシーンでは、客席通路を通って舞台へ。
この後トートがシシイと踊る時、トートダンサーたちも同じ振りで踊ってるのが面白い。
ルドルフとの闇広の演出も変わっていて、トートが「死にたいのか?」と囁き、ルドルフが自らトートにキスをしてピストルで自殺、という流れにびっくり。
そしてラストシーンは、ルキーニに刺されたエリザベートが、自分で黒いドレスを脱ぎ白いドレス姿になる(自分の意志で死を選んだということでしょうか?)のです。
そして昇天せず、棺桶の上?で幕。
全体に素晴らしかったのですが、ラストは初演時のトートと二人で去ってゆくのが好きだったなぁ。
今日のお席は、1階の一番後ろでしたがオペラ持参だったので良く見えましたよ。
カテコで城田君が登場した途端に皆さん立ち始めて、あっという間にオールスタンディングオベーションとなりました。
凄い拍手と歓声
何度も何度もカテコありました。
プレビューだからかご挨拶はなし。
最後は、蘭はなちゃんと城田トート二人で手を振ってサ・ヨ・ナ・ラ
ミュージカルファン、宝塚ファン、ジャニーズファン、クラシックファン・・・入り乱れての観劇でしたが、きっと皆さん大満足だったのでは?
この公演は、リピーター多いだろうな。色んなキャストの組み合わせで印象も変わりそう。
かく言う私も、次は7/3に花總×井上を観る予定。
井上君をルドルフデビュー当時から観てるだけに、遂にここまで来たか!と感慨深いものがあります。
これまた楽しみ~