表紙はみりおちゃん中身も「花組」中心の内容でした。
でも人気の演目とか2.5次元の演目のコーナーでは、かなめオスカル様のベルばらやラインハルト閣下の麗しいお姿の写真もありましたよ。
明日海りおさん、芹香斗亜さん、柚香光ちゃんのインタビュー記事も。
これから台湾公演もあるし、取材時に花組が公演中だったというのもあるのでしょうが、やはりトップさん以下若いスターが綺羅星のごとくで充実している組(劇団的にはということです)・・・というのが大きいのかな。
宝塚歌劇団というのはこういう所、的なミニ知識は、ファンならば皆んな知ってるようなことばかりだけど、普段週刊ダイヤモンドを読んでる人々にとっては、へぇ~そうなんだぁと目からうろこでしょう。
トップスターの条件とか興味深く読みました。
歌・ダンス・芝居と技能的に優れていることは勿論大事だけれど、もっと大切なのは人を引きつける魅力(人気)と組をまとめる統率力だと。
誰かの本にもありましたが、三拍子揃って完璧な人よりちょっと足りないところのある人のほうが魅力があるとも。
共感します。
そして宝塚ファンの暗黙のルールとか。知らない人はびっくりするよね。
私も初めて聞いた時は、はぁ~っ???と思ったもの。
知人が以前、あるスターさんを熱心に応援していて、自分が観劇しない時でも時間が許せる限り入り待ち・出待ちをするために劇場に行ってました。
会の人達とローテーションを組んで、誰も居ないという事のないようにしているの、という話を聞いた時、宝塚ファンってなんて大変なのと思った記憶があります。
そのスターさんが新人公演で主演した時には、我が事のように喜びトップも夢ではないと信じていた彼女でしたが、ある時下級生に抜かれちゃったからもうダメだ・・・ととても落ち込んでいました。
まぁ、素人の私から見てもスタイルはいいけど、抜いた下級生に比べて華もオーラもない人だったから当然といえば当然と思いましたが。
「また巻き返せばいいんじゃないの?」と何も知らない私のノーテンキな発言に、「それは絶対にないから!」とキッパリ言い切る彼女。
シビアな世界なんだな~と思いましたね。
しばらくして退団したそのスターさんから会の人達に労いの言葉とか感謝のイベントとかあったの?と聞くと、な~んにもないのよと。
雨の日も風の日も、そのスターさんを応援し支え続けた彼女たちにとっては、トップになれずに辞めていったことより、自分たちが応援していた人がそんな思いやりの欠片も無いような人だったというのがショックだったようでした。
「結局それだけの器だったってことだよ!」と慰めると、「うん、うん。」と頷いていました。
そんな彼女、今熱心に応援してるのは、次期絶対トップになれると(私も密かに応援している)Mさん。
今度は、その思いが報われますようにと祈らずにはいられません。