釣船草・ツリフネソウ。帆掛け舟を釣り下げたような花の形から付いた名。
よく行く自然公園のハンの木の林の中で見つけた。
比較的湿地に咲く。花はとても柔らかく水っぽい。
写真はムラサキツリフネ。黄色い花のキツリフネもある。
ホウセンカと同じインパチェンス属で、実が熟すと弾けて飛ぶ。したがってこの花は群生して咲いている。
アフリカホウセンカという園芸花がある。インパチェンスと呼ばれている。このインパチェンスimpatienceとは「もう、がまんできない」「したくて、いらいらする」ことの意。
ホウセンカの仲間は熟れた実が力いっぱい弾け、種を遠くへ飛ばし、種族を残し増やす花の知恵でもある。
*我慢する、辛抱する、耐える……美徳であった時代もあった。
*我慢しない、辛抱しない、切れる……ジコチュウ時代の生き方。
*家族力が消滅、地域力が崩壊し、個力に頼る時代……格差社会は必然だ。
釣舟草の花言葉「安楽」