たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

夜目にも白きハルジオン

2008-05-11 22:56:28 | Lyricism

雨上がり、湧水田の周りは、春の野草に満ちている。
今まで見過ごしてきた山野草の花が、たそかれていくタニシには眩しすぎる。
 スイセン、キツネノボタン、ヤマツツジ、ヤマブキ、オドリコソウ、エンドウ、ハナニラ、スミレ、タンポポ、シャガ、オオイヌフグリ、イカリソウ、ハコベ、カラスノエンドウ、レンギョウ、ミヤコワスレ、シロツメクサ、レンゲ、シャクナゲ、ミヤコグサ……、春女苑・ハルジオン。
 春に咲く紫苑(しおん)という意味で春紫苑(ハルシオン)。見て分かるようにキク科。
花言葉は「素朴で清楚」「追想の愛」

春の花の雑草の代表。雑草として括ってしまうには可憐過ぎる。

ひとつひとつは、びんぼう草とも言われるだけに、たいした存在感はないが、
群生すると春野を彩る。身近な身辺に、これほど見かける花はない。
視点を変えれば世界も変わる。
基準を変えれば人材も代わる。
価値観変えれば生き方も違う。