本村凌二氏の評によるユヴァル・ノア・ハラリ著「サピエンス全史」上・下です。
(河出書房新社、上下各2052円)
冒頭の17行ほどの書き出し部分が、たにしの爺には、
目からウロコ的な「人類史のジョーク」として記憶に残りました。
切抜きを添付しておきますので、読んで見て下さい。
歴史の真実であって、そして、
実に面白いジョークになっています。
該当部分は、紹介された本に書かれている記述なのか、
それとも、評者が本書の紹介の導入部として書かれたのか、
その辺は定かではないです。
本書を手にとって見れば分かることですので、
後日機会があったら確かめてみたいと思っています。
本書は原始人類のネアンデルタールの後、
姿を現した私たち人類の祖先になるホモ・サピエンスが、
いかにして、地球の支配者になったのか、
それは「人類が噂話でまとまる集団」だったからで、
「虚構と神話」を信じることが始まりだったと言う。
そのサピエンスはいまや、
地球を荒廃させる最も危険な生物に成り下がっていると。
上下二冊を購入するとなると4000円を超す出費になる。
行きつけの図書館に購入リクエストをしてみよう。
新聞各紙とも日曜朝刊には「本の紹介・書評」ページがあります。
よくもまあ、こんなに固い本ばかり取り上げるものだと、
感心していますが。
我慢して読んでみますと、実に為になって面白いです。