たにしのアブク 風綴り

86歳・たにしの爺。独り徘徊と追慕の日々は永い。

大多喜城と鯛の浦、房総半島、秋の気配を巡るバスハイク

2018-10-23 20:15:57 | 社会見学

2018年10月14日の日曜日でした。
市の交流団体さんの主催するバスハイクで、
房総半島の大多喜の山地と安房鴨川周辺を巡ってきました。



空模様は余りはっきりした日ではありませんでしたが、
市役所を7時30分に出て、館山自動車をひた走り、
市原、姉ヶ崎、君津を経て安房の海へ向かいました。
下車観光する時間帯にはお日様も出ていました。



写真の見栄えの関係で最終下車観光をした、
大多喜城から始めます。
バスは海からはなれて、房総半島の山地の深部にある、
最後の観光地「大多喜城」に向かいました。
徳川四天王の本多忠勝を初代城主とする大多喜城。
雨上がりのお城への坂道を上ります。



たまたま大多喜お城まつりが開かれており、
本田忠勝などの武将の甲冑が展示されていました。



お城は博物館になっていて、
天守閣まで登ることができました。
お城の背後に雨上がりの虹がかかっていました。



大多喜町は「房総の小江戸」とも言われ、
城下町の面影を残す建物が点在し、
名水の街としても知られ、酒蔵も見られ、
車窓から目を楽しませることができました。



最初の観光地点は、ソムリエハウス「酒匠の館」での試飲会です。
蔵元のご主人による「酒造り」の真髄を伺いました。



その後、仕込み自家販売の全銘柄の試飲をさせていただきました。
さすが太っ腹、自由に手酌で飲めます。
まだ朝、9時半というのに、試飲宴会場という感じです。



たにしの爺は、一番推奨の大吟醸酒の「東魁」を一本求めました。
私たちのバスが一番乗りでしたが、試飲最中に2台のバスが到着。
店の方に聞いてみると、「今日は12台の来店予定」だという。
「試飲付きバス観光」の名所のようでした。



次に千葉県にもこんな山の郷があるのかというような、
人家もなく、耕作地もない山中を走り、長挟街道に出て、
オーナー制の棚田で知られている「大山千枚田」の脇を通り、
カステラ工房ルアーシェイアで一休み、
お茶とカステラを試食を楽しみました。



このあと、「藤よしさん」で海鮮料理ランチでした。
お腹を満たした後は、鴨川シーサイドを走り「鯛の浦」到着です。



一行は「ご鯛面」の観光船に乗り沖合いに出ました。
古い記憶ではこんなに沖に出なくても船泊まり付近に、
鯛がうじゃうじゃして泳いでいた気がします。



沖に出たところで舟の船頭さんが、
「これから餌をまきます」左右の船べりに寄って下さい。
海面を見つめていると大きな鮭みたいな魚が上がってきて、
餌に食いついて、バシャばしゃ跳ねます。



「えっ、これって鯛なの」「メタボな鯛になっちゃったの」
とか言いながら2、3分、
「ご鯛面」の船旅は30分ほどで終わりました。





続いて港の脇にある日蓮上人ゆかりの誕生寺を拝観しました。
境内には以前はなかった「石灯籠」が立ち並び、
本殿は修復中で覆いが被されていて、
お寺の全体の姿は見ることができませんでした。



誕生寺を含めここには以前、2回来ています。
今回は日曜日にも拘らず、観光地らしい光景になっていません。
20年とか30年にも前になる記憶では、もっと賑わっていたはずです。
超久しぶりに訪れた誕生寺・鯛の浦でしたが、
昔の記憶とは様変わりの感でした。



本当は何も変わっていないのに、
見た「たにしの爺」が勝手に思い違いしているのか、
その辺は定かではありません。

紅葉が遅い千葉県ですが、
少しは秋の気配に彩られた山地を巡る一日バスハイクを楽しみました。