たにしのアブク 風綴り

87歳になります。独り徘徊と追慕の日々は永く切ない。

クルミ煮干し(クルミごまめ)を作りました

2020-05-07 10:28:19 | 散策の詩

大型連休が終わりましたね。
実態は大型連休始まって以来初の「自粛連休」でした。
緊急事態宣言は継続のままです。
365日連休の高齢者には、大型も小型もないけれど、
新型コロナウィルスの感染のリスクは続きます。

専門家の先生が言う「長丁場」の自粛生活に、
人や社会が変わっていかななければ当面は、
感染を止めることが出来ないと言うことです。

昨日は雨で徘徊は自粛してクルミ煮干しを作りました。



ごまめクルミ、クルミ煮干し、煮干しクルミなど、
それぞれの家で、いろいろな言い方があります。
要はクルミの実と煮干し、ごまめと炒ったお菓子です。



①日本産のクルミを用意して、割って、中の実を取り出します。



②煮干し・ごまめ、ハチミツ、砂糖を用意します。



③クルミの実と煮干しをフライパンに居れて炒ります。



ほどほどのところでハチミツを垂らしてまぶします。
炒り過ぎて焦げないようにしましょう。
クルミも煮干しも生食できるものです。

④砂糖を振っておいた包装紙などに、広げて塗します。





⑤熱気が無くなったところでタッパーに入れる。





お茶菓子やお酒の摘まみにイケます。
小分けして持ち歩きにも最適です。

クルミの薄皮の渋みがほどよく効いて、病みつきになります。
酒のつまみや副菜にとっても重宝です。
ただし、食べた後の歯の手入れが必要になります。



爺のふる里は信州ぐるみ(信濃くるみ)の産地でした。
なかでも信州東部地区(いわゆる東信地方ですね。)
佐久平、小諸、東御、上田、坂城、千曲市辺りまで、
信越線、千曲川、北国街道・国道17号線に沿った地勢。

浅間山から連なる湯ノ丸高原、菅平高原、志賀高原と、
千曲川に挟まれた丘陵地帯です。
千曲川の向こうは蓼科、美ケ原高原、車山、白樺湖に連なっています。



なかでも東御市周辺はクルミの一大産地でした。
昔からくるみ栽培が盛んで、
村中がクルミの巨木に囲まれていました。

爺の生家も千曲川に近く、堤防にはクルミの木が植わっていました。
昨秋の台風19号では千曲川の堤防が切れて、
災害が広がりましたが、
爺の少年時代にも千曲川が氾濫し堤防が崩れ、
クルミの木が根こそぎ流されていく光景を見ました。

そんなわけで、クルミは実家から送られてきたり、
道の駅・雷電くるみの里から取り寄せたりします。
使用したクルミは昨年の暮に取り寄せた残りです。

この道の駅は東御市「湯ノ丸高原」の麓にあって、
国道17号線の小諸駅から上田に向かう途中にある。
江戸時代の怪力無双力士・雷電為右衛門の生地で、
日本の道百選に選ばれた街道「海野宿」にも近い。
クルミの生り方についてはホームページで見てね。
雷電クルミの里

その後、同地方はクルミに代わって、
巨峰ブドウの栽培が主になり、
最近の見聞によりますと、
ワインブドウの栽培が中心になって、
一大ワイナリーになっているという。

ワインレストランが街道沿いに並ぶようになったとか。
「ワインシティ東御」って言うのだそうです。

一度は食べてみたい別所温泉前山寺のクルミおはぎ、
一度は寄りたいね海野宿名物のくるみソバとおはぎ、
クルミを使ったお菓子が有名です。
クルミ柚餅子、クルミおはぎ、クルミそば
一度は寄ってみたい東御の「ワインレストラン」