写真はカフェ・アルカーダの店内。クラシカルな回転扉を開けると、甘くて高雅な香りに満ちていた。
【ほっとする、やさしい甘さ】
お昼の量があまりに多かったので、夕飯はケーキで済ませようと入ったのが同広場に面した「カフェ・アルカーダ(CAFÉ ARCADA)」。
写真はカフェ・アルカーダのモロトフ。
そのときに食べたのはモロトフ(MOLOTOF)。メレンゲをふんわりと蒸した、甘みのあるケーキというか軽い口当たりのプリンという感じです。上に華やかなウェイブを描いている茶色いカラメルソースにレモンが効いていて、さわやかさと苦みのほどよいハーモニー。おなかはいっぱいだと思っていたのに、さくさくと口に運ぶごとに、おなかがすいてくるほどのおいしさでした。このほかにもガラスのショーケースにはおいしそうなポルトガルスイーツが並んでいたのですが、どれもお母さんの手作りのケーキ感にあふれ、丸みのある感じがあたたかみをもたらしています。
当ブログでは私が食べたものだけの料理写真にとどめていたのだが、今回はお店に許可をもらい、食べてないけど、掲載する。どれもこれもおいしそう! 他にも次々と焼き立てのスイーツが次々と奥から出てくるのである。
この店ではスイーツの作り手が女性ばかりだったことにも驚きました。
1942年開業の老舗で味は一級品。店内で食べる場合は客がお盆を自分で運んでお会計という気取らなさも安さの秘密なのでしょう。
(ポルトガルでは昼をドーンと食べて、夕飯は軽めだそう。さすがにケーキだけというわけではありませんが、この日の食生活は、理にかなっていたのかも。)
※今回でエヴォラ終了です。