写真はセブ島のおとなりボホール島での屋台にて。店を仕切るのはおばあちゃん。そーっと子供たちが品物に手を出しても見逃さない。
【最強はおばあちゃん】
さっそくフィリピンの先生方にゴミ収集があるかを聞いてみると、ある、と。ゴミを燃やすことは、先生方は積極的には行わない、と言います。
燃やしているのは、おばあちゃん世代で、なかでもビニールは火力が上がるため、喜んで使うのだそうです。いくら孫世代が注意しても
「ゴミは、若いときから燃やしていたから問題ないよ」
と聞く耳を持たないのだそうです。
昔はゴミといっても葉っぱなどの天然素材だから問題はなかったでしょう。でも今は全然、違います。とくにビニールは有害です。孫たちはそのことをわかっていても、おばあちゃんを止めることはできません。
なぜなら
「おばあちゃんはフィリピン社会では最強だから」
基本的には大家族で寄り添って生きてフィリピン社会では、若い世代が働いている間、家事、孫やひ孫の世話、おじいちゃんの介護などにおばあちゃんは大活躍している話は先生方からずいぶんと聞きました。
一方で、ふるさとに残る家族のため、一家のために仕送りをかかさない先生方をみていると、何もいえない気持ちもわかる気がしてきました。
そういうわけで夕方にあがる煙は要注意です。
とくに祝日前。
大掃除をした後なのか盛大に煙が上がっていました。匂いがひどく、確実に体調を害するものでした。
【ラッシュ時の渋滞も日常】
空気の悪さの原因はこれだけではありません。朝、夕の通勤ラッシュ時は、ジープを改造した乗り合いバスのジプニーや、中型バイクを改造してバイクの横に人が2,3人座れる屋根付きの籠を置いた乗り合いバイク・トライシクル,タクシー、普通車やジープが整備不良の状態のまま行き交い、なかば渋滞しています。
空気の悪さで目がチカチカするほどです。土埃もひどい。これらは町を歩くとてきめんです。
この町の中に社会人が多く暮らす1人部屋宿舎があるのです。施設は立派でも、2階建てなので、窓を短時間閉めて逃れる、という方法もとれません。
そちらに暮らす人は
「のどが痛い。ずーっと咳が出る。風邪かなあ?」
と言っている人が多かったです。
数ヶ月暮らす人は
「咳のしすぎで横隔膜が痛い」
というほど悪化していました。
意外にも、その原因が、空気の悪さで、なかでもゴミの焼却がいつも行われている、と私が伝えるまで気づく人はほとんどいませんでした。
一人部屋専用の社会人用宿舎は、2階建てなので、煙を見ることがなかったのです。
ぜんそく持ちの家人は、共用部屋があるホテルの宿舎だったので、煙を見ると窓を閉めるといった防御を徹底することができました。おかけで体を壊すことなくセブ留学を終えることができました。
今日の格言。
セブではマスクは高いので、日本から持って行くと重宝しますよ。