新宿の工学院大学内「孔子学院」で「中国雲南省の魅力Ⅱ」という講座が開かれています。そこで私も5月12日(水)に話をすることになりました。
4月28日(水)に話される古島琴子さんは、日本で一番きちんとした、わかりやすい雲南タイ族の歴史や伝承の本を出しておられます。(『攀枝花の咲くところ 雲南タイ族の世界』創土社、2001年。東京外国語大学の先生も絶賛の本です)私も雲南に行く前に熟読しました。
驚いたのが受講料。一般一回2000円(学生500円)なのです。私の回の参加者は私が補填しようかとも考えましたが、それも厳しいので、来られた方には後ほど、米線料理を食べに行く、ということにしようかと思案中です。
さらに驚いたのが、孔子学院からきた招聘状の文言。「講座設定後、申込者が少ない場合は直前に取り消すこともあります。その場合の講師料は発生しません。」の一言。ええー! 準備しても無駄な可能性もあるってこと? これって普通のシステムなのでしょうか?
さて、「孔子学院」とは、2004年に中国政府の肝いりで始められた世界の人に中国文化を理解してもらおう、というプロジェクトの一環だそう。中国政府が運営費の20~30%のお金を出しているそうです。(ウィキペディアより)
現状では、世界88カ国に554校が設立されている実際的な中国語学校なのですが、名前の「孔子」が宗教っぽいことから、東南アジアのイスラム教圏では「外来の宗教組織」と見なして、猛烈な反発を受けたこともあります(読売新聞2010年2月18日)。
日本ではそういうこともなく、もちろん、今回も政治的なことは関係なく、ただ私の文章や話をごらんになったという一講師の方から、推薦したいとのメールをいただき、私もちょびっと参加することになりました。ありがたいことです。
しかし、このシステムなら、アインシュタインのように、だれもいない教室で一人、黒板にブツブツ、ということは、避けられますね・・。
4月28日(水)「住み分けと共生-雲南省紅河州金平県の事例から-」(2) 講師:古島 琴子
5月12日(水)「米線」 私(今回は、米線に関する文献を網羅し、 なぜ過橋米線が雲南で発達したかに迫りま す!)
5月26日(水)「発酵食品-保存食から寿司へ-」講師:小松 碧
6月9日(水)「大理ペー(白)族 -本主信仰・観音信仰とその祭りを中心に-」 講師:古島 琴子
6月23日(水)「民国時代の雲南」 講師:小松 碧
全6回(1回ごとの受講可能。/すでに1回目は4月14日に行われました。)
時間 14:00~15:30
場所 工学院大学 新宿キャンパス 中層棟4階
問い合わせ・申し込み:工学院大学孔子学院
〒163-8677 東京都新宿区西新宿1丁目24番2号
電話:03-3340-0158 FAX:03-3340-0978
*来週は、更新をお休みさせていただくかもしれません。よいゴールデンウイークをお過ごしください。
4月28日(水)に話される古島琴子さんは、日本で一番きちんとした、わかりやすい雲南タイ族の歴史や伝承の本を出しておられます。(『攀枝花の咲くところ 雲南タイ族の世界』創土社、2001年。東京外国語大学の先生も絶賛の本です)私も雲南に行く前に熟読しました。
驚いたのが受講料。一般一回2000円(学生500円)なのです。私の回の参加者は私が補填しようかとも考えましたが、それも厳しいので、来られた方には後ほど、米線料理を食べに行く、ということにしようかと思案中です。
さらに驚いたのが、孔子学院からきた招聘状の文言。「講座設定後、申込者が少ない場合は直前に取り消すこともあります。その場合の講師料は発生しません。」の一言。ええー! 準備しても無駄な可能性もあるってこと? これって普通のシステムなのでしょうか?
さて、「孔子学院」とは、2004年に中国政府の肝いりで始められた世界の人に中国文化を理解してもらおう、というプロジェクトの一環だそう。中国政府が運営費の20~30%のお金を出しているそうです。(ウィキペディアより)
現状では、世界88カ国に554校が設立されている実際的な中国語学校なのですが、名前の「孔子」が宗教っぽいことから、東南アジアのイスラム教圏では「外来の宗教組織」と見なして、猛烈な反発を受けたこともあります(読売新聞2010年2月18日)。
日本ではそういうこともなく、もちろん、今回も政治的なことは関係なく、ただ私の文章や話をごらんになったという一講師の方から、推薦したいとのメールをいただき、私もちょびっと参加することになりました。ありがたいことです。
しかし、このシステムなら、アインシュタインのように、だれもいない教室で一人、黒板にブツブツ、ということは、避けられますね・・。
4月28日(水)「住み分けと共生-雲南省紅河州金平県の事例から-」(2) 講師:古島 琴子
5月12日(水)「米線」 私(今回は、米線に関する文献を網羅し、 なぜ過橋米線が雲南で発達したかに迫りま す!)
5月26日(水)「発酵食品-保存食から寿司へ-」講師:小松 碧
6月9日(水)「大理ペー(白)族 -本主信仰・観音信仰とその祭りを中心に-」 講師:古島 琴子
6月23日(水)「民国時代の雲南」 講師:小松 碧
全6回(1回ごとの受講可能。/すでに1回目は4月14日に行われました。)
時間 14:00~15:30
場所 工学院大学 新宿キャンパス 中層棟4階
問い合わせ・申し込み:工学院大学孔子学院
〒163-8677 東京都新宿区西新宿1丁目24番2号
電話:03-3340-0158 FAX:03-3340-0978
*来週は、更新をお休みさせていただくかもしれません。よいゴールデンウイークをお過ごしください。