写真上はアヤラモールのタクシー乗り場で乗り込んだタクシー。黄色い線の部分にはそれぞれのタクシー会社の車体番号が4桁で表示されている。(個人が特定される可能性があるので、タクシーの乗務員の名誉のために私が削除するためにあえて黄色で消させていただきました。)
【油断ならないタクシー】
夕食後、センター内のタクシー乗り場は長蛇の列でした。直前のスコール(土砂降り)もあるのでしょう。
仕方がない、と並んでいると、列とは関係のないセンターの敷地の外から
「こちらのタクシーならすぐだよ」
という呼び込みが次々と聞こえてきます。
その誘いに乗ると、例の口コミサイトのひどい目にあうのだ、とひたすら無視していました。
あれほどの長蛇の列だと思っていたのですが、意外と正規の列も早く順番は回ってきそうです。フィリピンの人は一台に大家族でぎゅうぎゅうに乗り込むことが多い上、タクシーが次々と来るからです。
安心なことにセンターの人がちゃんと客が乗り込むときにタクシーのナンバーと乗務員のチェックしていました。とはいえ、ここは外国。念のために乗り込む直前に車体を写メっておきました。
走り出してしばらくすると、グリーさんが
「メータ、メータ」
と鋭い語気で運転手に伝えました。
あ、料金を表示するはずのタクシーメーターが動いていない!
グリーさんが必死に要求しても、運転手さんには声が届いていないかのようにハンドルから指一本動かす気配がありません。
そこで私が、やさしいけど、よく通る(つもりの)声で
「あなたの車、写真に撮ったよ!(I already take a picture of your number.) メーター、プリーズ!」
といいながら、スマホを上に掲げてみました。
すると、ようやくメーターを動かし始めました。
写メっておいてよかった!
次にグリーさんがしたのが、仲の良いファンさんのiPoneを使っての位置情報のチェック。
もちろん、メーターの動きにも鋭い目線を合わせ続けます。
「うん、大丈夫。大回りしてないわ」
と言いながらも戦闘態勢を解くことはありません。
グリーさんが太鼓判を押した「セブは安全」は、ここまでしてはじめて得られるものなのでした。愉快な人と知り合いになれてよかった!
こうして無事に宿舎に到着。他の生徒たちも三々五々、無事に帰ってきたのでした。
(シティツアーの回、おわり)
※次回はフィリピンのタクシー事情についてです。