写真は、昆明で売られていたクルミのおやつ。右上にはなにやら不思議な日本語が・・。(「代の佳品 味す具体化する 健康栄養美食・・」)
【美の秘訣】
ヤン・リーピンさんは、「貧しい子に修学援助」などの記事で雲南の新聞や雑誌に写真付きで、しばしば登場します。その際、いつでも髪をアップにまとめ、赤や青色を配したタイ風民族衣装とたっぷりとしたドレープの入ったスカートや黒のズボンで颯爽と登場。小顔で色白、最近こそ、ライティングによってはやや疲れた表情のことはあっても、驚くほど若々しい。プロポーションにも崩れがないし、舞台に立つときの生足はすらりと白くてきれい。同性ながらドキリとさせられます。
女性の歳に触れるのはちょっと失礼かもしれませんが、あえて触れます。1958年生まれ、ということは52歳のはず。(文革時代が子供時代とぴったり重なるのですね。その中で芸術を極める、というのは、親も含め、相当、大変だったはず。雲南映画でヒロインとして中国中を虜にした女優さんは、じつに口に出せないほどのむごい目に遭い、今も精神錯乱状態でご存命です。)
それなのに、あの若々しさ。何か秘密があるのでは、と思うのは、人として当然でしょう。
ヤン・リーピンさん自身は、じつに厳しく自己管理に励んでいるらしい。その秘訣をインタビュー記事から、ご紹介しましょう。(2009/12/21『都市時報』より)
「(明代に作られた漢方の教科書的存在の)『本草綱目』をよく見ています。冬瓜は痩せられる、クルミは髪を伸ばすのによい。ほうれん草は癌を防ぎ、キノコやニラは毒出しによい、という具合にね。
毎日、早起きして、まず体重計に乗って増減をチェックしています。
必ずしていることは、野菜と果物をたっぷりとること。ぶどうやトマト、ほうれん草、クルミ、なつめ、ブロッコリーなどを、いつも食べるようにしています。
とはいえダンサーは運動をするわけですから、精の付くものも、たくさん食べなくてはなりません。栄養価の高い、魚、えびは一週間のうちに少なくとも2回は摂ります。毎朝、豆乳を飲み、夜には牛乳を飲みます。
私はおなかが空くと、すぐに食べます。『本草綱目』は、先祖代々から伝わるもので、誰でも見ることができる書物です。それさえ読んでいれば、私には有名化粧品も、それほど必要とはしないのです。」
なるほど察するに、魚は食べても肉をあまり食べない、というのも、ポイントの一つのようです。主食は雲南なので、やはり米でしょう。『本草綱目』は注釈も含めると、枕3つ分にはなりそうな、大著です。それを本気で読み込むことは、実際には難しいとしても、ヤン・リーピンさんのまねっこぐらいなら、お金もかからないし、実践できそうです。皆さんもいかがですか?
(「雲南の誇り・ヤン・リーピン」の巻、了)
【美の秘訣】
ヤン・リーピンさんは、「貧しい子に修学援助」などの記事で雲南の新聞や雑誌に写真付きで、しばしば登場します。その際、いつでも髪をアップにまとめ、赤や青色を配したタイ風民族衣装とたっぷりとしたドレープの入ったスカートや黒のズボンで颯爽と登場。小顔で色白、最近こそ、ライティングによってはやや疲れた表情のことはあっても、驚くほど若々しい。プロポーションにも崩れがないし、舞台に立つときの生足はすらりと白くてきれい。同性ながらドキリとさせられます。
女性の歳に触れるのはちょっと失礼かもしれませんが、あえて触れます。1958年生まれ、ということは52歳のはず。(文革時代が子供時代とぴったり重なるのですね。その中で芸術を極める、というのは、親も含め、相当、大変だったはず。雲南映画でヒロインとして中国中を虜にした女優さんは、じつに口に出せないほどのむごい目に遭い、今も精神錯乱状態でご存命です。)
それなのに、あの若々しさ。何か秘密があるのでは、と思うのは、人として当然でしょう。
ヤン・リーピンさん自身は、じつに厳しく自己管理に励んでいるらしい。その秘訣をインタビュー記事から、ご紹介しましょう。(2009/12/21『都市時報』より)
「(明代に作られた漢方の教科書的存在の)『本草綱目』をよく見ています。冬瓜は痩せられる、クルミは髪を伸ばすのによい。ほうれん草は癌を防ぎ、キノコやニラは毒出しによい、という具合にね。
毎日、早起きして、まず体重計に乗って増減をチェックしています。
必ずしていることは、野菜と果物をたっぷりとること。ぶどうやトマト、ほうれん草、クルミ、なつめ、ブロッコリーなどを、いつも食べるようにしています。
とはいえダンサーは運動をするわけですから、精の付くものも、たくさん食べなくてはなりません。栄養価の高い、魚、えびは一週間のうちに少なくとも2回は摂ります。毎朝、豆乳を飲み、夜には牛乳を飲みます。
私はおなかが空くと、すぐに食べます。『本草綱目』は、先祖代々から伝わるもので、誰でも見ることができる書物です。それさえ読んでいれば、私には有名化粧品も、それほど必要とはしないのです。」
なるほど察するに、魚は食べても肉をあまり食べない、というのも、ポイントの一つのようです。主食は雲南なので、やはり米でしょう。『本草綱目』は注釈も含めると、枕3つ分にはなりそうな、大著です。それを本気で読み込むことは、実際には難しいとしても、ヤン・リーピンさんのまねっこぐらいなら、お金もかからないし、実践できそうです。皆さんもいかがですか?
(「雲南の誇り・ヤン・リーピン」の巻、了)