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http://mylibrary.maeda1.jp/0469MajorJxtg2018.pdf
設備投資額 (図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-5-05.pdf 参照)
JXTGの2018年度の設備投資額は3,824億円(34億ドル)であった。これに対してメジャー5社の年間設備投資額は最も多いExxonMobilが259億ドル、ついでShell 230億ドル、Chevron 201億ドル、BP 167億ドル、Total 156億ドルであり、いずれも100億ドルを超えている。JXTGの投資額はExxonMobilの8分のⅠ、Totalの5分のⅠと非常に少ない。製油所設備投資中心のJXTGと探鉱投資により石油・ガスの確保を競っているメジャーとの格差は大きい。
原油・ガス生産量 (図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-5-06.pdf 参照)
JXTGの決算付属書類では原油と天然ガスの合計生産量のみが示され、原油・天然ガスそれぞれの生産量は示されていないので、ここではメジャー5社とJXTGの原油換算石油・ガス合計生産量を比較する。
JXTGの2018年度の原油・ガス合計生産量は原油換算で日量平均20.5万バーレル(以下B/D)であった。一方メジャー5社はいずれも250万B/Dを超える生産を行っており、トップのExxonMobilは383万B/D、これに続くShellは367万B/Dである。その他の3社はChevron293万B/D、Total278万B/Dであり最も少ないBPでもJXTGの12倍強の254万B/Dの石油・天然ガスを生産している。
以上
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