ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

スイカの買い物利用

2005年12月02日 | ITS
昼休みにとなりのテーブルで女性社員がスイカの便利さについて話し合っていた。

確かにキャッシュレス改札通過は間違いなく便利だ。
さらに、JRはスイカでの駅中キャッシュレス決済を強力に進めている。
スイカを使ってもらうためにキヨスクにPOSレジが導入された。
さらに、来年1月末にはおサイフ携帯でも利用可能となる。

キヨスクのキャッシュレス決済は便利だろう。POSレジの所為で店側はかえって効率が下がっているという話もあるが、電車に乗る前のわずかな時間に利用する消費者側にとってみれば確かに便利かもしれない。

しかし、いわれているほどの普及は本当にあるのか?

まず、スイカのキラーコンテンツは何か、ということを良く考えたほうが良い。決して、「キャッシュレス」だということではない。「並ばなくて良い」ということだ。

スイカを持っている人の数は1年前に1000万人を超えているが、キヨスクでスイカ決済している人の数が、それに見合うほどいるようには思えない。
まだやり方がわかない、残高が判らず使いづらいなどの理由はあるだろうが、本当に便利ならもっと早く利用が拡大しているように感じる。

大体、キオスクは熟練の売り子さんがすばやくお釣りを数えて渡してくれるわけで、現在の現金決済に大きな不満なんてあんまりないでしょ?

で、この話はETCとDSRCサービスの関係に似ているのだ。