台北を離陸。つい最近、CKS中正国際空港は台湾桃園国際空港と改称されたそうだ。
いまさら指導者の名前というのもちょっとなのかもしれないし、大陸との関係もあるのかもしれない。
(中正は蒋介石の別名。CKSは蒋介石のイニシャル。桃園は地名。)
でも、NYはJFKだけど。
UA機内の通販誌「SKY MALL」にスマートフォン向けの通信型ナビサービスTELENAVの広告が載っていた。年間使用料(通信料込み)が119ドル。GPS機能のないタイプには別置きのGPSアンテナが137ドル(3ヶ月利用料込み)。今大流行のスマートフォン「ブラックベリー」にも対応する。
通信型なので、当然、最新地図のアップデートは価格に含まれ、ガソリン価格情報などにも対応している。
さて、これをどう見るか。
ガーミンやマゼランのポータブルナビでも700ドルくらいで購入可能で、しかも欧州の価格動向を見る限りこの先まだ下がるだろう。
一方、これはアンテナに137ドル。その後5年使えば600ドル弱。で、ハードウェアは自分持ち。
私にはこの価格では魅力があるとは思えない。
通信型のアドバンテージということで地図のアップデートを上げる人が多いが、私はこれがキラーコンテンツになるとは思わない。
道路なんて、そんなにしょっちゅう変るもんじゃない。更新なんて2年一度程度で十分なのだ。
実際に地図が古くてどれだけ「深刻に」困ることがあるか。ほとんどないはずだ。
逆にディスアドバンテージとしては、携帯であるがゆえに本人が乗車していない限り使用できないということがある。たとえ家族でも携帯を貸すことはないからだ。
まあアメリカでは車そのものが一人に1台なので問題ないのかもしれないが、一家に1台の場合は、これはちょっと難しいだろう。
一方で、この通信型でプローブをやり、渋滞情報および渋滞予測ルート探索を提供すると予告している企業がある。Dash Expressだ。
来年早々サービスを開始し、2007年夏には全米に展開するという。
こちらは月使用料がもう少し高く、10数ドルを計画しているようだ。当面は自力で会員を増やし、将来はカーメーカーと組んでやりたいという。サテライトラジオのようにカーメーカーにバックマージンを出すようなビジネスモデルを考えているのかもしれない。
アメリカの大都市圏通勤者にとって、フリーウェイ渋滞情報に対するニーズはもしかしたら日本より高いのではないか。朝のニュースでもフリーウェイ情報にはかなりの時間を割いている。まだVICSに類するシステムがないアメリカで、このサービスが大きく化ける可能性もある。
いずれにしても事業が離陸して契約台数が増えなければプローブの精度は上がらない。今後このプロジェクトの動向はよく見ていきたい。
いまさら指導者の名前というのもちょっとなのかもしれないし、大陸との関係もあるのかもしれない。
(中正は蒋介石の別名。CKSは蒋介石のイニシャル。桃園は地名。)
でも、NYはJFKだけど。
UA機内の通販誌「SKY MALL」にスマートフォン向けの通信型ナビサービスTELENAVの広告が載っていた。年間使用料(通信料込み)が119ドル。GPS機能のないタイプには別置きのGPSアンテナが137ドル(3ヶ月利用料込み)。今大流行のスマートフォン「ブラックベリー」にも対応する。
通信型なので、当然、最新地図のアップデートは価格に含まれ、ガソリン価格情報などにも対応している。
さて、これをどう見るか。
ガーミンやマゼランのポータブルナビでも700ドルくらいで購入可能で、しかも欧州の価格動向を見る限りこの先まだ下がるだろう。
一方、これはアンテナに137ドル。その後5年使えば600ドル弱。で、ハードウェアは自分持ち。
私にはこの価格では魅力があるとは思えない。
通信型のアドバンテージということで地図のアップデートを上げる人が多いが、私はこれがキラーコンテンツになるとは思わない。
道路なんて、そんなにしょっちゅう変るもんじゃない。更新なんて2年一度程度で十分なのだ。
実際に地図が古くてどれだけ「深刻に」困ることがあるか。ほとんどないはずだ。
逆にディスアドバンテージとしては、携帯であるがゆえに本人が乗車していない限り使用できないということがある。たとえ家族でも携帯を貸すことはないからだ。
まあアメリカでは車そのものが一人に1台なので問題ないのかもしれないが、一家に1台の場合は、これはちょっと難しいだろう。
一方で、この通信型でプローブをやり、渋滞情報および渋滞予測ルート探索を提供すると予告している企業がある。Dash Expressだ。
来年早々サービスを開始し、2007年夏には全米に展開するという。
こちらは月使用料がもう少し高く、10数ドルを計画しているようだ。当面は自力で会員を増やし、将来はカーメーカーと組んでやりたいという。サテライトラジオのようにカーメーカーにバックマージンを出すようなビジネスモデルを考えているのかもしれない。
アメリカの大都市圏通勤者にとって、フリーウェイ渋滞情報に対するニーズはもしかしたら日本より高いのではないか。朝のニュースでもフリーウェイ情報にはかなりの時間を割いている。まだVICSに類するシステムがないアメリカで、このサービスが大きく化ける可能性もある。
いずれにしても事業が離陸して契約台数が増えなければプローブの精度は上がらない。今後このプロジェクトの動向はよく見ていきたい。