今年のカー・オブ・ザ・イヤー(以下COTY)はレクサスLS460に決まったが、業界ではこれは随分前から既成事実だったようだ。
一方、RJCカー・オブ・ザ・イヤー(以下、R-COTY)は当日まで何が獲るかは業界でもわからず、結果は三菱の軽自動車アイとなった。
COTYは選考委員の投票結果はすべて記名で公表される。
一方、R-COTYは無記名投票だ。
COTYは記名投票だから、票が事前に読めるのだ。
仮にカーメーカーの広報と選考委員の間で個人的な話し合いがあったとしよう。
(仮定法で書いたが、こうした接触があることは誰もが知っている事実だ)
COTYの場合は「私はXXに何点いれますから」と言う約束は必ず守られることになる。
破ったらわかってしまうからだ。
しかし、記名で、かつ公開されるから、明らかに特定の車種への加担が見られるような採点はしにくいだろう。
一方のR-COTYは、約束は守らなくてもばれない。
選考委員は、メーカー広報の売り込み攻撃に「まあ、配慮しておきますから」程度のことをいって、実際の投票では自分の思いで投票が出来る。
しかし、「不自然な投票」を行っても後ろ指を差される心配がない、という逆の要素もある。
この二つ、どちらがクリーンなのか等というようなことはあえて論じない。
しかし、以下のリストでわかるとおり、この10年間で同じ車が選ばれたことは3回(*印)しかない。
カーオブザイヤー
1997年プリウス(トヨタ)*
1998年アルテッツア(トヨタ)
1999年ビッツ(トヨタ)
2000年シビック(ホンダ)*
2001年フィット(ホンダ)*
2002年アコード(ホンダ)
2003年レガシー(スバル)
2004年レジェンド(ホンダ)
2005年ロードスター(マツダ)
2006年レクサスLS460(トヨタ)
RJCカーオブザイヤー
1997年プリウス(トヨタ)*
1998年レガシー(スバル)
1999年セドリック・グロリア(日産)
2000年シビック(ホンダ)*
2001年フィット(ホンダ)*
2002年アテンザ(マツダ)
2003年RX-8(マツダ)
2004年フーガ(日産)
2005年スイフト(スズキ)
2006年アイ(三菱)
もうひとつ、今年からあなたが選ぶカーオブザイヤーなるプロジェクトがインターネットで進行しているが、1週間たった時点での順位は
1.アイ(三菱)
2.シルフィー(日産)
3.レクサスLS460(トヨタ)
4.エスティマ(トヨタ)
5.オロチ(光岡)
以下略
明らかに違和感を覚える車が1台上位にはいっている。(光岡じゃないよ)
誰でも参加できるということは、組織票を排除できないということだ。
組織票なのか、いたずらに近いものなのかはわからないが、こんな結果じゃだれもこの賞に興味をもてなくなるだろう。
一方、RJCカー・オブ・ザ・イヤー(以下、R-COTY)は当日まで何が獲るかは業界でもわからず、結果は三菱の軽自動車アイとなった。
COTYは選考委員の投票結果はすべて記名で公表される。
一方、R-COTYは無記名投票だ。
COTYは記名投票だから、票が事前に読めるのだ。
仮にカーメーカーの広報と選考委員の間で個人的な話し合いがあったとしよう。
(仮定法で書いたが、こうした接触があることは誰もが知っている事実だ)
COTYの場合は「私はXXに何点いれますから」と言う約束は必ず守られることになる。
破ったらわかってしまうからだ。
しかし、記名で、かつ公開されるから、明らかに特定の車種への加担が見られるような採点はしにくいだろう。
一方のR-COTYは、約束は守らなくてもばれない。
選考委員は、メーカー広報の売り込み攻撃に「まあ、配慮しておきますから」程度のことをいって、実際の投票では自分の思いで投票が出来る。
しかし、「不自然な投票」を行っても後ろ指を差される心配がない、という逆の要素もある。
この二つ、どちらがクリーンなのか等というようなことはあえて論じない。
しかし、以下のリストでわかるとおり、この10年間で同じ車が選ばれたことは3回(*印)しかない。
カーオブザイヤー
1997年プリウス(トヨタ)*
1998年アルテッツア(トヨタ)
1999年ビッツ(トヨタ)
2000年シビック(ホンダ)*
2001年フィット(ホンダ)*
2002年アコード(ホンダ)
2003年レガシー(スバル)
2004年レジェンド(ホンダ)
2005年ロードスター(マツダ)
2006年レクサスLS460(トヨタ)
RJCカーオブザイヤー
1997年プリウス(トヨタ)*
1998年レガシー(スバル)
1999年セドリック・グロリア(日産)
2000年シビック(ホンダ)*
2001年フィット(ホンダ)*
2002年アテンザ(マツダ)
2003年RX-8(マツダ)
2004年フーガ(日産)
2005年スイフト(スズキ)
2006年アイ(三菱)
もうひとつ、今年からあなたが選ぶカーオブザイヤーなるプロジェクトがインターネットで進行しているが、1週間たった時点での順位は
1.アイ(三菱)
2.シルフィー(日産)
3.レクサスLS460(トヨタ)
4.エスティマ(トヨタ)
5.オロチ(光岡)
以下略
明らかに違和感を覚える車が1台上位にはいっている。(光岡じゃないよ)
誰でも参加できるということは、組織票を排除できないということだ。
組織票なのか、いたずらに近いものなのかはわからないが、こんな結果じゃだれもこの賞に興味をもてなくなるだろう。