昨年、若者のクルマ離れについて書いたが、その要因のひとつに環境教育の影響=クルマへのネガティブイメージ=があると指摘した。
5月の連休に富士急ハイランドに行ったという知人から聞いた話だが、若いカップルを満載にした高速バスが何十台もやってくるという。
私の若いころにはデートで郊外の遊園地に行くといったらクルマ以外まったく考えもしなかったのだが、最近の若者はまったく違う思考回路を持っているようだ。
一方、最近話題のエコ消費。
英国のあるスーパーでは、各商品が原産地からどのくらいの距離を運ばれてきたかが表示されているという。エコに敏感な消費者はなるべく移動エネルギーを消費していない商品を選ぶ。いわゆるフードマイレージという考え方だ。
日本の総フードマイレージは韓国の3-4倍、という報告もあるが、まあ、これもその裏側は結構複雑で、たとえば発展途上国の主要産業である第一次産業の発展を阻害するなどの負の側面もあるし、地産地消といって東京郊外の細切れな農地で野菜を作るなんてことをしたらかえってエネルギーを消費してしまうのでは、とも思ってしまう。
つまりは、単純な距離の話ではなく肝心なのはいかに効率よく生産し輸送するか、という話であるべきなのだろう。
しかし、いずれにしても商品輸送に費やすエネルギーをミニマイズする努力はされてしかるべきだ。
さて、こうした環境教育を物心ついたときから受けて、きわめて高い環境意識をもった世代が成人した時には、「個人のレジャーのためにガソリンを燃やすなんて、もってのほかだ」という感覚が芽生えてもまったく不思議ではないだろう。
自動車業界にとっては大変なことになるかもしれない。
5月の連休に富士急ハイランドに行ったという知人から聞いた話だが、若いカップルを満載にした高速バスが何十台もやってくるという。
私の若いころにはデートで郊外の遊園地に行くといったらクルマ以外まったく考えもしなかったのだが、最近の若者はまったく違う思考回路を持っているようだ。
一方、最近話題のエコ消費。
英国のあるスーパーでは、各商品が原産地からどのくらいの距離を運ばれてきたかが表示されているという。エコに敏感な消費者はなるべく移動エネルギーを消費していない商品を選ぶ。いわゆるフードマイレージという考え方だ。
日本の総フードマイレージは韓国の3-4倍、という報告もあるが、まあ、これもその裏側は結構複雑で、たとえば発展途上国の主要産業である第一次産業の発展を阻害するなどの負の側面もあるし、地産地消といって東京郊外の細切れな農地で野菜を作るなんてことをしたらかえってエネルギーを消費してしまうのでは、とも思ってしまう。
つまりは、単純な距離の話ではなく肝心なのはいかに効率よく生産し輸送するか、という話であるべきなのだろう。
しかし、いずれにしても商品輸送に費やすエネルギーをミニマイズする努力はされてしかるべきだ。
さて、こうした環境教育を物心ついたときから受けて、きわめて高い環境意識をもった世代が成人した時には、「個人のレジャーのためにガソリンを燃やすなんて、もってのほかだ」という感覚が芽生えてもまったく不思議ではないだろう。
自動車業界にとっては大変なことになるかもしれない。