NTTが2010年までに3000万世帯を目標としていた光インターネット契約を2000万世帯に下方修正、これに伴って総務省の「IT国家・次世代ブロードバンド戦略2010」にも黄色信号がともった。
私の家にも光の勧誘電話がかかってくるけど、光に乗り換える予定はない。今のADSLに不満がないからだ。
困っていないのに、月額が増える光にする必要はない。
私が特殊なわけではないと思う。
頻繁に動画をストリーミング再生やダウンロードする人以外、ADSLで問題ない。
この辺が、「ハイテクで何ができるか」というプロダクトアウト発想と、「何をしたいか」というマーケットイン発想のギャップだろう。
一方で、この施策は単なるNTTの問題ではなく、政府のIT構想とも絡んでいる。
民間にビジネスモデルを作らせて、官は規制緩和などで協力しながら通信網を完成させる、という構図であり、ある意味DSRCの民間利用に似ている。
官の狙いは、日本中に光通信網を敷設すること。それにより、テレビ映像並のテレビ会議システムのようなものが作れれば、過疎地の医療や教育に役立てることが出来る。それを民間の活力でドライブさせよう、って話だろう。
しかし。
冷静に考えれば、ごく普通のインターネットユーザーにとって100Mなんていらない。
今後の普及の鍵はキラーコンテンツの明確化、というおなじみのフレーズで締めくくられるわけだが、本当にキラーとなるようなコンテンツが存在するなら、明確化なんていう以前に判っているはずだ。
動画コンテンツでビジネスをしようとするなら、本当のプロによる作品でなければ無理だろう。
話題のYOUTUBEにしてにても、もし有料でもみるか、といわれたら疑問だと思う。
映像の世界には強力なライバルであるTV放送が無料コンテンツで存在している。
TV放送を低俗なものと侮ってはいけない。エンタメビジネスの世界で何十年も視聴率の洗礼を受けてきた結果が現在の放送内容なのだ。
さらに今後デジタルで多チャンネル化し、選択肢が拡大する。
お金をはらってそれ以上を求める消費者がそんなに存在するとは到底思えない。
私には放送と通信の融合が「時間の問題」だとはとても思えないのだ。
私の家にも光の勧誘電話がかかってくるけど、光に乗り換える予定はない。今のADSLに不満がないからだ。
困っていないのに、月額が増える光にする必要はない。
私が特殊なわけではないと思う。
頻繁に動画をストリーミング再生やダウンロードする人以外、ADSLで問題ない。
この辺が、「ハイテクで何ができるか」というプロダクトアウト発想と、「何をしたいか」というマーケットイン発想のギャップだろう。
一方で、この施策は単なるNTTの問題ではなく、政府のIT構想とも絡んでいる。
民間にビジネスモデルを作らせて、官は規制緩和などで協力しながら通信網を完成させる、という構図であり、ある意味DSRCの民間利用に似ている。
官の狙いは、日本中に光通信網を敷設すること。それにより、テレビ映像並のテレビ会議システムのようなものが作れれば、過疎地の医療や教育に役立てることが出来る。それを民間の活力でドライブさせよう、って話だろう。
しかし。
冷静に考えれば、ごく普通のインターネットユーザーにとって100Mなんていらない。
今後の普及の鍵はキラーコンテンツの明確化、というおなじみのフレーズで締めくくられるわけだが、本当にキラーとなるようなコンテンツが存在するなら、明確化なんていう以前に判っているはずだ。
動画コンテンツでビジネスをしようとするなら、本当のプロによる作品でなければ無理だろう。
話題のYOUTUBEにしてにても、もし有料でもみるか、といわれたら疑問だと思う。
映像の世界には強力なライバルであるTV放送が無料コンテンツで存在している。
TV放送を低俗なものと侮ってはいけない。エンタメビジネスの世界で何十年も視聴率の洗礼を受けてきた結果が現在の放送内容なのだ。
さらに今後デジタルで多チャンネル化し、選択肢が拡大する。
お金をはらってそれ以上を求める消費者がそんなに存在するとは到底思えない。
私には放送と通信の融合が「時間の問題」だとはとても思えないのだ。