ちょっと気になったので高速道路と事故死者の関係を調べてみたところ、驚く数字が出てきた。
(古いデータだが)平成15年度の交通事故死者数は7465人。一方、そのうち高速道路での事故死者は255人。構成比で言えばわずか3%程度。おそらくこの傾向は最近も同様だろう。
いま、国交省、ITSJapanを初めとするわが国のITSは交通事故死ゼロを目指す、ということで高速道路上での路車間通信実験を行っている。でも、仮にこれで高速道路上の事故死者をゼロにしたところで全体の交通事故死者は3%しか減少しない。
高速道路は一般道に比べて圧倒的に安全な道路なのだ。絶対数でこの差なので、走行距離あたりの安全性で言えばその差はさらに拡大する。
言い換えれば、自動車専用道は安全だ、ということになる。実際わが国の交通事故死者の半分は自転車と歩行者だ。
わが国の道路がまず真剣に取り組むべきことは、トラフィックの分離や生活道路における速度規制などではないのか?
交通事故死者ゼロというお題目の影にかくれて、華々しいけど実は実効性にまったく欠ける高速道路でのDSRC安全運転支援実験なんかに金と労力をかけるのはもうやめにして、生活道路の事故防止に視点を移すべきじゃないのか。
通信でもハイテクでもローテクでもレガシーデバイスでも、それらのミックスでもいいから、最も交通事故死者減少に実効があがり、費用対効果が優れた施策を推進するべきだ。
(古いデータだが)平成15年度の交通事故死者数は7465人。一方、そのうち高速道路での事故死者は255人。構成比で言えばわずか3%程度。おそらくこの傾向は最近も同様だろう。
いま、国交省、ITSJapanを初めとするわが国のITSは交通事故死ゼロを目指す、ということで高速道路上での路車間通信実験を行っている。でも、仮にこれで高速道路上の事故死者をゼロにしたところで全体の交通事故死者は3%しか減少しない。
高速道路は一般道に比べて圧倒的に安全な道路なのだ。絶対数でこの差なので、走行距離あたりの安全性で言えばその差はさらに拡大する。
言い換えれば、自動車専用道は安全だ、ということになる。実際わが国の交通事故死者の半分は自転車と歩行者だ。
わが国の道路がまず真剣に取り組むべきことは、トラフィックの分離や生活道路における速度規制などではないのか?
交通事故死者ゼロというお題目の影にかくれて、華々しいけど実は実効性にまったく欠ける高速道路でのDSRC安全運転支援実験なんかに金と労力をかけるのはもうやめにして、生活道路の事故防止に視点を移すべきじゃないのか。
通信でもハイテクでもローテクでもレガシーデバイスでも、それらのミックスでもいいから、最も交通事故死者減少に実効があがり、費用対効果が優れた施策を推進するべきだ。