墜落当日に注意深くメカを取り外しました。
先入観を排したつもりですがやはり電源系統に疑いを持ってしまいます、正常なバッテリー
を接続して距離テストも問題ありませんでした。
やはりバッテリーか
スイッチ以降徹底的に
外装に傷は見当たりませんね。
収縮チューブで摺れた被覆、危険個所だがこれが原因ではありません。
バッテリー内部、、事故後の測定は1A負荷で4.9V。
ホット側は半田部分から、マイナス側はリード線の途中で切れています。
これで少しでもスパークなどの痕跡があれば決定的なのですが何もありません。
また破断したコネクタ側のリード線に僅かな腐食があり長さは約5ミリ程度の範囲。
中途半端な箇所で切断したのはバッテリーをタンクに固定するために締めつけたインシュロック
がこの位置に掛かっていたからです。
画像ではちょうど1ミリずつ芯線が出ていますが腐食箇所はコネクタ側で切断位置から綺麗に
2色に分かれています、
綺麗な方は今回の墜落で引き出された部分、腐食の方は数か月以上露出していたと思われます。
つまりNR4F1500のホット側内部配線の被覆の傷の部分がエンジンの振動や軽い墜落などにっよって広がり
線材の腐食が進みテンションが掛かった時に切断した。
断定することは出来ませんが芯線の腐食は致命的です。
そう言えば古いバッテリーの腐食はマイナス側から始まるようですね、充電する2次電池特有の現象なのでしょうか。
いずれにしてもタンク下の露出した位置にあるバッテリーは早めの交換が必要、っていうか燃料がかかる可能性の高い
位置にバッテリーが有ること自体危険なのでしょう。
これが以後活かされれば良いのですが。