S密屋ウレタンとMコレデカールについて
デカールの段差を落とした厚塗りのひとつ
Mコレのデカールは厚みがあって位置調整で割れたりシワになりにくくて私には使いやすかったですね。
その厚みの段を取るためにクリアも必然的に厚くなります。
世間でいう程余白の部分は問題ありません、モノコックに貼った部分も保護塗装で完全に見えなくなります。
画像はそのクローズアップ
デアゴの印刷済み部分は一度のクリアでフラットになりますがMコレの部分は2度吹きのあと研いで更に一度クリアを吹いています。
50とか60ミクロンのオーダーだと思いますが厚塗り感が出ない。
まだ仮説ですが段差に馴染む傾向が強い。
わたしたちは何を見て厚塗りだと判断するかと言うと塗り分けやエッジの部分、ここに盛り上がりが残ると
一見して厚いと感じてしまいます。
S密はこのあたりが特殊で薄い塗料を吹いたような感じながらしっかり塗膜の厚みが出る、しかも垂れにくい。
表面張力の小さな塗料みたいですね。
塗膜の硬度はウレタンらしく硬質で水性の比ではありませんね、したがってツヤだしも容易です。
前回のひび割れは以後起きていません、たぶんトランスを塗ってガンを洗浄した他社のシンナーが揮発せずに残った
ものと考えています。
ついでに
補修塗装や部分的なクリアの追加塗装で先に塗ったクリアとの境目が消えないというかた
クリア同志でも一度深さ方向に境界ができるといくら磨いても取れませんね。
対策として塗装面の厚み方向へもぼかします
とは言ってもごく浅くで追加塗装する前にやや広めにクリア面を荒らしておくことです、鏡面仕上げならば
バフレックスの#2000くらいで均一に荒らしてから吹き付けると境目は見分けることができません。
ではまた