たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

富士写ヶ岳山頂へ

2015年12月13日 | アウトドア

今日は最高の天気

見上げる空には雲一つ有りません

大きく息を吸い込んで出発だ


休んだ後は足が慣れるまで少しばかりキツイ

1・2・3・4・・・辛い時、私は数を200まで数えます

すると次第に足が慣れてくるのです


さぁ最後の登り…ガンバロウ

そこへ後から来た女性が追いつき、そしてみるみる離されました

気にしない気にしない マイペースマイペース




最後の登りと思って見えていた山は実は手前の山

山頂はその後ろでした

でも、もう近いはず


漸く分岐点に辿り着きました

左へ進めば深田久弥氏の顕彰碑が立つ前山、右が山頂です




11時半、到着です、ここまで何と3時間10分

先ほど追い抜いた女性の「お写真、撮りましょうか?」のお言葉に甘えて記念の写真を

其れよりも何よりもこの展望を見て下さい




白山連峰の大日岳の大きな山体がまるで絵の様です

白銀の山肌を輝かせ雄々しいですね

見下ろせば昨日訪れた東尋坊や吉崎御坊が箱庭となり

日本海は空の碧さを映して実に穏やかです

山頂には既に4組ほどの登山者が憩っていました

私達が群馬から来たと言いますと白山以外の山々を一つ一つ説明して下さいました

その中で印象深かったのが二つの峰を持つ「丈競山→たけくらべやま」

麓から眺めた時、互いが背丈を競い合っている様に見える事から付けられた名前なのだそうです

「焼いたサツマイモ食べますか?」「ビールどうです?」

そしてアチコチから差し入れが

お返しはサラミと蜜柑

山頂はとても和やかな雰囲気に包まれました



そこへやってきたアサギマダラ

この和やかな雰囲気が分かるのでしょうか

暫く体を安め最後に登山者の周りを一巡するとまた何処かへ飛び立って行きました




時が経つのは早いもの、アッと言う間に一時間が経過していました

名残惜しい山頂を後に、もう一度大日岳をカメラに収め元来た道を下ります














余りの急坂に見過ごしていた紅い実、キノコ、小花等々

帰りは滑る石に注意さえすれば見えていなかった物に目を向ける余裕も生まれるというもの

暗い林の中、綺麗に写してあげられなくてゴメンねと語りかけながらシャッターを切ります


神経が擦り切れるほどの長い急坂の途中

振り返った先には前山が綺麗な山姿に西日を浴びせ見下ろしていました


そのカーブを曲がればダム・・・何度も騙されながら15時、漸くダム湖です

あの吊り橋を渡れば富士写ヶ岳ともお別れ

ありがとう、十分楽しませて頂きましたよ




今夜はここから15分くらい先の道の駅「山中温泉→温泉付き」が私達の宿となります

ふと帰り道、擦違った水も何も持たずに登って来た80歳くらいの御夫婦の事がやけに気になりました

無事に帰り着いただろうか

暗くなって足元が見えず滑って怪我をしなければ良いが

考えれば考えるほど気になる寝づらい夜でした


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コメント (22)
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