たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

閑話休題  赤城地蔵岳 1679m

2015年12月15日 | 登山

登山するつもりも全く無くぶらっと赤城方面に出かけました


信号待ちをしている時、ふと車窓に見えた蔦

毎度お騒がせ、?大学の桜の木に絡まっていました


忠治温泉の脇を通りがかった時に近くに滝が有る事を思い出しました

此処には結氷した赤城大滝を見に何度か利用した広い市営の駐車場が有ります

さっそく案内板で探しますが名前も無ければそれを示すマークも無し

もしや「滝入口」に案内板が有りはしまいかと温泉の裏手に回り耳を澄ましてみますが

川の流れの音さへ届きません

それでも諦めきれず崖っぷちを進みますと対岸に・・・

でも飽き足らず何処かに滝壺に下りられる場所は無いかと藪を掻き分けますが

結局、この写真が限界でした

さて帰りは小沼から大沼を抜けて帰ろうと言う事になりまして

連続するヘアピンカーブを上へと目指しますが、こんなに遠かったかしらと思うほど


90何カーブ目かを過ぎた時、左に地蔵岳登山口の標識を目にした私 登っちゃおうか!




(この階段、歩幅に合った作りで、とても登りやすく疲れを感じずに標高が稼げます)

このまま根雪になるのでしょう数日前に降った雪が薄っすらと残る登山道です

時間は1時を回っていましたが山頂へは1K足らず、標高差も約230m

飲み水なし、履物はスニーカーという無謀さでしたが危険だったら引き返せばいい




少しばかり息の上がる登りを熟して見上げた先に山頂の電波塔が見える頃

雪が多くなりルートが北斜面なので凍結場所も目立ち始めました

帰りが少々心配ですが足は高みを目指し続けます






振り向くと下方にアイビーグリーンに沈む小沼(この)が

そして、そのまま目を左に転じれば紺青の覚満淵が俯瞰されました

「まるで翡翠とコバルトサファイヤを並べたみたいだね」

上からこの二つを眺めたのが初めてだった私はしばし動く事も出来ないほど見とれました


後ろを着いて来る雄さんは?

居た居た 周りの景色に溶け込んで、私が何時、滑って落ちてもよい様に受け入れの体制です




そして1679m地蔵岳に到着いたしました




小木に絡まり付いた雪が凍りまるで宝石の様な輝きを放つ頂

遮るものは有りません






大沼(おの)を包み込む様に百名山の貫録を持って聳える檜の何と大らかな事でしょう

背後には真っ白な上越国境の山並みも連なります(写真では分かりづらいですね)

楽に登れて展望良しの地蔵岳

夏の避暑登山には鍋割山と決め込んでいましたが、これからは此処が良さそう

そんな事を考えていましたら首筋をヒンヤリと風が流れていきました

帰ると致しましょうか


凍結した登山道は下りが危険  慎重に慎重に


時間を見れば、もうすぐ3時  左程、空腹は覚えませんでしたが取り敢えず何か入れましょうかね


帰り渋川市から眺めた榛名山です

何時も眺めている榛名山とは違い何だか違和感が




家に辿り着いたのは陽も沈み全てが枇杷色の残照に包まれる時間帯となっておりました

人気ブログランキングへ

コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする