続き
三条の滝に着いた頃から青空となり気温もどんどん上昇
第二テラスの石に腰を下ろしもう一度、側面からの滝を眺め
気合いを入れて標高差200mに取りつきます

踏み外すと言う危険が無いだけ神経的には登りの方が楽でしたが
それにしても胸突き八丁、思った以上に疲れます

急坂の途中で、テラスで一緒だったカメラマンと韓国女性が追いつき
そこから暫く行動を共にする事になりました
「旅は道連れ世は・・・」それもまた楽し ♪


(非常に怖いコレラタケに似ている)


燧裏橋まで戻って参りました
行きでは見られなかった至仏山がくっきり見えています
ここで大休止

兎田代までやってきますと朝、霧氷に覆われていた燧が
山肌に雪を張り付けて、まるで踊っているかの様ですね


朝ほど湿ってはおりませんが、それでもウッカリすると・・・
上で雄さんが 「大丈夫か~~」

4名の小団体は陽光に輝く紅葉を愛でながら一歩ずつ一歩ずつゴールに向かいます




光と影の演出
草紅葉は一層 燃え立ちます
行きと帰りでは当然、景色も違いますし陽が射せば雰囲気もガラリと変わりました

(遠くに見えるのは方向からして八海山でしょうか)

(出るという噂の平ヶ岳)

カメラマンと韓国女性とはここでお別れ
私の足の小指に激痛が走ったため休憩を取る事にしたのです
心配顔の二人には「この痛みは何時もの事で少し休めば大丈夫ですから」と・・・
そこへやって来た単独の女性の山行がまた凄い
犬がいるのでご主人とは交代で登山をしているとの事でしたが
「御池」「山中一泊」「見晴し」「アヤメ平」「尾瀬ヶ原を周遊」して来たとの事
「勿論、滑りましたよ、3回も」 とアッケラカンとした顔で言っておりました

足の痛みも引きました
さて、もう一つ田代を越せば御池駐車場です
大方の木道は乾いておりましたが樹林帯は未だこの通りツルツルです



陽を背中に受け止めてもう一踏ん張り
そして16時15分御池駐車場到着です
6時10分に出発しましたので休憩を含めて10時間の道のりでした
●御池駐車場は何日間停めても駐車料金1000円
桧枝岐に泊まれば全額キャッシュバック

15分ほど車を走らせ民宿「郷」に山靴を脱いだのは4時40分でした
昨日、シルバーラインを通りながら雲間にチラッと見えた十五夜の月でしたが
今日、宿から見た月は雲を纏う事も無く冴え冴えと輝いておりました
明日は、もう一つの滝を見に行きます
続く
