УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

東海3県

2011-10-13 20:06:34 | 日記
今朝、眠気覚ましにNH○の朝のニュースを眺めていたら(ワンセグで)、天気予報になった。
まず、概況でその後、今日の全国のお天気。
その後は、多分、各地のブロック単位に移動した天気。
うちのところだと、名古屋放送局の担当になるのだろうか?
「東海・北陸地域のお天気」となった。
すると・・・
「では、東海地区の今日の天気です・・・」と、画面に映ったのは、愛知と岐阜と三重だけでした!!
えええ、静岡は~っ!?静岡でもこの天気予報流れてるのに、はぶせかよ~っ!!
「次に、北陸地区です」富山、石川、福井・・・うーん、よく分からんが、新潟とかは北陸じゃないのか~。
そして、次に「では、静岡県です」と、なんと単独扱いであったのだっ!!
そうか、NH○では、静岡県は静岡県であって、東海でも関東でもないのねぇ・・・と、ちょっと複雑です(笑)
私意識的には、「東海」なんだけど、確かに静岡県東部は、東電管轄だったりJR東日本がはみだし(?)てたり、とか、関東・・・なのかもしれないねぇ~。

で、最近読んだ本の感想なんぞを・・・


東京みちくさ猫散歩


東京の下町系+猫、という感じ。
スケッチ風というか、淡い水彩画で絵手紙風でもあるかな?スラスラっと、こーいうのが描ける人っていいねぇ~。
この間読んだ、看板猫の本もそうだったけど、こういう風に猫がフラッといる、名物猫、店番猫とかがいるのってやはり昔ながらの個人の商店ばかりだな~と。レトロ風味が漂うというか。
そうだよね~、チェーン店的な店じゃ、店をやってる現場と経営する上層部は異なる場合が多いから、そう簡単に、猫カフェとかでもない限り、「猫いてもよし」っていう風にはなれないしね~。
「猫嫌いなお客さまもいるから」とかって、最初からダメだろうな~。
でも、猫ダメっていう人には猫は最初から近づかないっていうか、気配まで消しちゃうだろうから、気づかないだろうね(笑)
途中の「猫を探せ!!」写真も楽しいです。
一見、普通の風景写真のどこかに、猫が潜んでいる!!
また、猫じゃないのに、猫がいるように見えてしまう、捨てられていたトレーナーとかが猫に見える、っていうの・・・
あー、あるあるあるっ!!(笑)
ほかにも、同様なシリーズがあるそうなので、また読んでみたいと思います。


嘘つきアーニャの真っ赤な真実


米原万理さんの本。
いや~、まだ全部読み終わってないんだけど、これがすごくいいです!!
米原さんの本はどれも面白いんだけど、この本、その中でもかなり上位に来るような面白さがあります。
内容は、米原さんが少女時代、プラハのロシア学校に通っていた時代の仲良しだった女の子三人、その当時の思い出と、時を経て現在の彼女たちと再開して、という話。
これが、単にノスタルジー、友情、っていうだけじゃないんだよね。
なにせ、間には冷戦、冷戦の終結、ソ連崩壊、東欧の民主化、戦乱、民族運動、等々まさしく怒涛の歴史が凝縮された、その中での話なので。
仲良しだった三人の女の子、ギリシャ系で亡命してきた子とルーマニアでチャウシェスク政権の幹部の子、ユーゴスラビア(当時)の子、という感じで、その中でも特にギリシャ系の女の子の話は、今まで読んできた本の中にも断片的によく出てきていました。
ギリシャから両親が亡命し、彼女自身はギリシャで暮らした事はないのに、彼女は、「ギリシャの空は抜けるように青く、美しい。」と、夢見るような口調で熱く祖国を語る、という話とかで。
今までは、いろいろなエッセイの中での具体的な事例的なネタとして、たとえば「愛国心」であるとか「文化の違い」であるとか、あるいは「シモネタ」であるとか(笑)さまざまな切り口で時々紹介されてきていた、彼女たち、この本は今度はその彼女一人一人の人間として、の方に焦点を当てて語られています。
エッセイ、的でもあるんだけど、小説風でもある。
社会、周囲の激変する環境に、素直に影響される子供たち、それが悲しくもあり、ほほえましくもあり。
「愛国心が強いと感じた子供の祖国は、ほとんどが非常に現在、困難な状況下にある国が多い」というのも、なるほどなぁ~と思いました。
日本も、愛国心をどうとか、っていう教育方針が叫ばれていますが、この辺がちょっと教育現場との相違があるというか。
愛国心って、上から外部から「こうなんだ」って教えられる与えられるもんじゃなくて、内から湧き出してくるのが本当なんでしょうね。
amazonのレビューも、軒並み星5つばかりで、高いです。
その中で、「(ギリシャの空の)青、(嘘つきの)赤、白い都の白、これはロシア国旗の三色である」というのがあって、そーいやそうだな~、と思ったりもして。
また、子供時代と現在の大人となった自分と彼女達、境遇や言動・思考の変化とか、ほんとよく子供時代の事覚えてるな~というか、それが反芻、醗酵されて昇華されて、この本の文章につながってるんだなぁ~と関心することしかり、です。
今は、図書館でハードカバー版を借りてるんですが、文庫でも出ているようなので自分でも買いたいなぁ~と思ってます。
しかし、米原万理さんの本、あと読んでいないのは(と、いうか図書館であまり見かけない)主なのは、「オリガ・モリソヴナの反語法」と、最期の本「打ちのめされるようなすごい本」あたりくらいになってしまった・・・
コメント (2)
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