先日、ポン・ジュノ監督作品「スノーピアサー」を見てきました。
『スノーピアサー』予告編
この監督の作品で私が過去に見たのは・・・
「母なる証明」「グエムルー漢江の怪物」「南極日誌」「殺人の追憶」
・・・くらいかなぁ?
この中で好みの順番で並べると「殺人の追憶」「グエムル」「母なる証明」あたりは結構好みなんだけど、「南極日誌」だけはイマイチでした(笑)
今回の「スノーピアサー」は、嬉しい事に好みの傾向、しかもかなり上位に来ます!
近未来で温暖化対策が反対に氷河期を呼んでしまい・・・
で、限られた「列車」という環境の中で、超格差社会で、とかとか、近未来だけあって(?)いろいろ、リアル世界の我々とカブるというか、思い起こされるところが多いです。
言ってみれば、列車という閉鎖空間でしか生きていけない人間たち=地球という閉鎖空間でしか生きていけない人類、一年かけて地球を一周してひたすら走り続けるだけの列車=太陽の周りを一年かけてひたすら動くだけの地球、と見る事も出来ますしね~。
それ以外にも、限られた環境下で、どうやって生存可能な生命体をコントロールするのか?ってなると、昨今の里山の荒廃とかによる野生生物とのトラブルや、あるいは神の次元での人類数のコントロール、なんつうあたりまで思いをめぐらせたりして、となかなかいくらでも「例え」として深く考えていけるような、そういった作品でありました。
元は、フランスのコミックなんだそうだけど、なかなかやるねぇ、フランスのマンガも!!という感じです。
そーいや、フランスのマンガも映画化されるケースが多いよね、しかもかなりシニカルだったり大人向きの考えさせられる傾向だったり・・・
日本のマンガも十分、そのレベルの作品が多いと思うけど、映画化されるとなると何故かアイドル主演でなんかイマイチ見る気にならないようなもんばかりですなぁ~^_^;
で、スノーピアサー、主演がクリス・エヴァンス・・・なんか、「ファンタステック4」とか「セルラー」とかはもちろん、「キャプテン・アメリカ」とも全然違った印象で、役者ってスゴイなぁ~と思ったしだいです。
さらにスゴイのがティルダ・スゥィントン!!こりゃ~スゴイですよ、笑っちゃいますな。
ジェレミー・ベルは、毎度おなじみの「弟分」キャラでございましたな~。
で、以下ネタバレなので反転にて・・・
最後、ホッキョクグマの姿を見せたのが上手いなぁ~と思いました。
ホッキョクグマは、極地の食物連鎖の頂点に立つ肉食獣であるわけで、それが生存可能であるっていう事は、かなり他の生命体も凍っているようにみえるその地球でも生存しているのだ、っていう事を匂わせているっていうところあたりが。
といって、だからあの二人が新たな人類再生出来る、っていうのは難しいとも思いますが、でも可能性はゼロではない、っていう、めでたしめでたしの明らかな明るい未来じゃなくてほのかな希望、っていうのをも抱かせるあたりがこの映画的にもあっていてよかったなぁ、と思ったりしてね。
で、あの羊羹、私は原材料を知った時「まぁ、ありかな?」って思ったんだけどね。
最近、昆虫食って見直されているっていうニュースもあるしね。
まぁ、あの羊羹、個人的には食べたくないですが^_^:
『スノーピアサー』予告編
この監督の作品で私が過去に見たのは・・・
「母なる証明」「グエムルー漢江の怪物」「南極日誌」「殺人の追憶」
・・・くらいかなぁ?
この中で好みの順番で並べると「殺人の追憶」「グエムル」「母なる証明」あたりは結構好みなんだけど、「南極日誌」だけはイマイチでした(笑)
今回の「スノーピアサー」は、嬉しい事に好みの傾向、しかもかなり上位に来ます!
近未来で温暖化対策が反対に氷河期を呼んでしまい・・・
で、限られた「列車」という環境の中で、超格差社会で、とかとか、近未来だけあって(?)いろいろ、リアル世界の我々とカブるというか、思い起こされるところが多いです。
言ってみれば、列車という閉鎖空間でしか生きていけない人間たち=地球という閉鎖空間でしか生きていけない人類、一年かけて地球を一周してひたすら走り続けるだけの列車=太陽の周りを一年かけてひたすら動くだけの地球、と見る事も出来ますしね~。
それ以外にも、限られた環境下で、どうやって生存可能な生命体をコントロールするのか?ってなると、昨今の里山の荒廃とかによる野生生物とのトラブルや、あるいは神の次元での人類数のコントロール、なんつうあたりまで思いをめぐらせたりして、となかなかいくらでも「例え」として深く考えていけるような、そういった作品でありました。
元は、フランスのコミックなんだそうだけど、なかなかやるねぇ、フランスのマンガも!!という感じです。
そーいや、フランスのマンガも映画化されるケースが多いよね、しかもかなりシニカルだったり大人向きの考えさせられる傾向だったり・・・
日本のマンガも十分、そのレベルの作品が多いと思うけど、映画化されるとなると何故かアイドル主演でなんかイマイチ見る気にならないようなもんばかりですなぁ~^_^;
で、スノーピアサー、主演がクリス・エヴァンス・・・なんか、「ファンタステック4」とか「セルラー」とかはもちろん、「キャプテン・アメリカ」とも全然違った印象で、役者ってスゴイなぁ~と思ったしだいです。
さらにスゴイのがティルダ・スゥィントン!!こりゃ~スゴイですよ、笑っちゃいますな。
ジェレミー・ベルは、毎度おなじみの「弟分」キャラでございましたな~。
で、以下ネタバレなので反転にて・・・
最後、ホッキョクグマの姿を見せたのが上手いなぁ~と思いました。
ホッキョクグマは、極地の食物連鎖の頂点に立つ肉食獣であるわけで、それが生存可能であるっていう事は、かなり他の生命体も凍っているようにみえるその地球でも生存しているのだ、っていう事を匂わせているっていうところあたりが。
といって、だからあの二人が新たな人類再生出来る、っていうのは難しいとも思いますが、でも可能性はゼロではない、っていう、めでたしめでたしの明らかな明るい未来じゃなくてほのかな希望、っていうのをも抱かせるあたりがこの映画的にもあっていてよかったなぁ、と思ったりしてね。
で、あの羊羹、私は原材料を知った時「まぁ、ありかな?」って思ったんだけどね。
最近、昆虫食って見直されているっていうニュースもあるしね。
まぁ、あの羊羹、個人的には食べたくないですが^_^: