今日、うっかり古本屋さんに寄って買ってしまった本・・・
村上春樹、買ってみました、短編集だけど。
山に行く時、持ってきます。
「火星年代記」は、高校生の時読んで以来です、ほとんど忘れてる・・・
今日は、三連休最後の日ですが、別にいつもと変わらず・・・
よく寝て、エスペラント語の勉強をして、それから映画もみました。
『複製された男』予告編
原題は「ENEMY」主演は、ジェイク・ギレンホールでございます。
で、映画とは全然関係ないんですが「ダーリンは外国人」シリーズ、
このマンガのダーリンこと、トニー・ラズロさんって想像するに、なんとなくリアルではこの、ジェイク・ギレンホールに似てるんじゃないかな~?と、ふと思いました、いや、単に思っただけなんだけどね~。
かなり、美男美女だという話だしさ。
で、映画の方です。
あらすじは、平凡な大学教授アダムは、ある日偶然見たレンタルDVD映画に出ていた端役が、自分とそっくりなのに驚いた。
彼の本名や住所を突き止めてしまったアダムは、ついにその本人と会う事になったが・・・
という感じです。
うり双子なんで、ギレンホールが一人二役です、もちろん。
でも、この映画、結構低予算のせいなのか判らんが、この二人がなかなか同一ショットで並ぶシーンがないんですよね。
でも、違和感ない。
二人でいるシーンでも、一人は正面向いて、一人は背後からの映しだったり、一人の方は影の中にいてはっきりしない、っていう感じもあり、とかっていう撮影で。
同一人物、見た目も声も同じなんだけど、わりと性格的には正反対。
穏やかで平凡なアダムと、やや荒くて本能的な感じのアンソニー、という感じでして。
この二人がなぜ、全くのうり双子なのか?
母親は、「あなたは私のたった一人の息子です。」と、断言していて、何かを隠しているような後ろめたさ感が全くない、っというか、かえって「そんなんありえない」と、完全に否定、無かった事にしてしまうという強硬な態度・・・が、かえって・・・とも思える。
で、この映画のコピーが「あなたの脳力が試される」っていう事で、さらにリピーター割引き制度があって、二回目以降は1000円で見られる・・・んですが、まぁ、判らんでもないけど、この宣伝方法って諸刃の剣だなぁ~って思うんだ。
この映画、実はズバリ「こうだっ!!」っていう回答がない映画・・・だと私は思う。
大体、こうじゃないか?っていう王道的な回答はあるけど、それひとつに限定しちゃうにはあまりにも他に意味深なところが多くて、なんか物足りなくなってしまうんだよね~。
この「真実をあなたは見抜けるか?」的な売り出し方だと、その「一つの真実を見つける」っていう事に観客の主観が向いてしまって、それ以外は否定しちゃうというか、俺は謎を解いたぜ、偉いだろう!的な見方しか出来なくなってしまう可能性が高いっていうかねぇ。
過去、「シャッター・アイランド」を見た時も、同じような宣伝方法で、なんか違うんじゃない?って思ったんだけどね。
確かに「メメント」なんかでは、この1000円リピーター割引きは有効であると思うし、この映画でもありがたいとは思うけど、「謎を解くため」に、何回もすぐリピートするよりも、時間をおいてからあらためて、違う視点で眺めてみると、違う解釈も出来るっていうタイプの映画だからねぇ。
この映画、もし世間の評価が低いとしたら、多分、その「謎解きがどうとか」っていう事に重点が向いてしまっているからだと思うんだな、もったいない・・・
他には、この映画は、全体的がセピアまでいかないけど、あの夕方のマジックアワーっぽいオレンジと茶色を混ぜて白っぽくしたトーンで全編つらぬかれています。
なので、字幕の色がなんと、ラベンダー色なんだっ!!
これは、なかなかいい!と思うよ。
よく洋画の字幕って、白い場面に白地で出しやがって、なんか「生で英語聞き取れないなんてかわいそぉ~」的イヤミを感じる作品が過去あったからな(爆)
でも、「アバター」のあの、工事現場モードな黄色字幕も超目が疲れたんだけどね。
カナダとスペイン合作、っていう事で、時々ヘン(=名作の場合も多い)な映画を出してくるこの両国がタッグを組むと、こうなるかぁ~という感じです。
と、ネタバレ完全禁止タイプの映画なんで、感想書くのも難しいねぇ。
私は、二通りの解釈をとりあえず考えたけど、この映画・・・