今朝は通勤時間帯が狙ったように大雨!
で、水かさが混した川の横を通っていたらカルガモが二羽泳いでました。
カルガモ自体はそこでわりと見かけるんだが、なんか挙動が怪しくて、なんか声がヘン?
と、思ったらなんと雛連れでした!
あー、朝からいいもん見せてもらいましたわい、おかげでバスに乗り遅れたが^_^;;
で、縄文展の続き。
国宝部屋の次は、いよいよ土偶です!
「祈りの美、祈りの形」なる題名で、土偶と石棒が集められています。
しかし、土偶本とかで見た事あるけど、実際には一般公開されてない土偶とかが結構来てまして、さすが国立博物館!つう感じでした。
今のところもっとも古い土偶、滋賀の胴体だけの土偶とか、個人蔵のハート型土偶、太陽の塔のモデルと言われている筒型土偶とかも実物が来てました!
もちろん、国立博物館在住のしゃこちゃんや、ネコレスラー土偶、みみずく土偶ちゃんも!
最近、一般公募で名前画ついた「縄文クララ」ちゃんもいたし、山梨のらびぃちゃんや宙太くん、福島のストレッチ土偶、青森のムンク、奈良のドーモ君とかとか!
もう、スター土偶集結!って感じでワクワクですよ!!
大阪で見に行ったけど展示されていなかった大阪歴史博物館所蔵の山形土偶にもようやく会えました!
青森、東京、山梨、静岡で過去会った土偶たちと再会!
しかし、土偶って見ていて飽きませんねー、ほんと。
で、土偶は一般的には女性、特に妊娠中の女性の姿がモデルだと言われています。
お腹が臨月で膨らんでるような姿の土偶が多いんですな。
で、だいたい胸より尻がでかい(爆)
巨乳タイプもいるけど、わりと胸はちょっと出っ張ってるくらいの描写の方が多いかなー。
思うに、縄文人の美意識にとっては胸よりも尻、というか骨盤の方が重要だったのでは?
とにかく、出産が無事に済み、赤ちゃんが元気に生まれてくるのが最優先、だから安産体型のお尻が好まれた。
巨乳は、たしかに乳の出が良さそうだけど、まず無事に産む事が一番で、もし乳がでなければ他からもらうとか別の手段があり、最優先ではないからあまり胸の描写には力が入ってないのでは?とかと勝手に考える。
さらに、土偶が女性に対して石棒は男性なんだが、これはズバリ男性器のみを石で作ってる。
かなりリアルで、R-18?ってくらい。
ただ、石棒にはほとんど個性はなくて地域差もない。
これって、男の価値や役目はそれだけ、って事だったりしてねー。
いや、まあ狩とかで男手は必要だったのかもしれんが、男が男として一番必要とされるのが石棒的役割で、別にそれ以上じゃなかったりしてねー^_^;;
だから土偶にはあれだけ個性があるのに、石棒はまんまズバリ!の直球勝負??
土偶以外にも、岩で作られた岩偶(顔部分だけのマスクみたいな感じのが多い)鹿ので作られた角偶、なんかもあり。
土偶界の一番のミステリー?福岡の顔面付石を拝めたのも感動です!
芋虫型の石の先に、ハンコみたいに人の顔があるんだが、なんか金太郎飴みたいに中にずっと顔が詰まってて、どこを切っても金太郎!状態だったら怖いわな、と思ったり。
そして、先日登呂遺跡博物館見た謎の物体、握り寿司のシャリの部分にタコの吸盤みたいなのがぎっしりついてるやつ、あれは多分「口」である事が判明!
同じようなのがあって、それは「口型土製品」と呼ぶらしい。
タコの吸盤?って思ったのは多分口の周囲の刺青を表してるのかも??
耳だけとかもありましたが、かなりリアル!でした。
やはり縄文人はリアルに作ろうと思えばリアルに作れるだけの技量は持っていた模様ですねー。
ヘタウマ狙ってただけじゃないんだねー。
と、初期の土偶から弥生時代にわずかに残された土偶まで、土偶を満喫してまいりましたわー。