暗いんで、画像悪いけど子猫達。
ポワポワです。
さて、上野・国立博物館の縄文展。
連日かなりの人出らしく、やはり縄文の波は来ている!に違いないんだが、まだまだ世間的には新旧石器時代や弥生時代と混同されちゃうみたいだねー。
で、続きです。
続いては、動物モチーフです。
縄文で動物、というと圧倒的に取り上げられてるのはイノシシ。
貴重なタンパク源でもあり、また多産のところが好まれたのでは??というらしいです。
他には、犬も次いでくらいかな?
サルとかシカとかもあるけど、そちらは珍しい類。
シャチとかクマもありました。
蛇は、単体よりも土器のモチーフ・装飾として使われたらしい。
時々、カエルかサンショウウオっぽい両生類系のめありました。
全体的に、動物モノはあまり手を加えずに、手遊び的な雰囲気で余った粘土をこねて作ってみました、って感じかな?
イノシシは蚊遣りになりそう〜。
かなりイノシシ人気で、これ目当てで来た人も少なからずらしいよ。
そして、親子の愛。
子どもの手型や足型を丸くプレートにした粘土板につけて焼いた品とか。
今だと完全に「記念に」だが、縄文時代はお守りにしたとか、あるいは亡くなった子の思い出のために作られた、とか言う説もあるとか。
たしかに、子どもの死亡率はかなり高かっただろうしね。
他には、子を抱く様子らしい土偶とか、出産シーンを表したらしい土器とか。
丸く膨らんだ形の土器を妊婦のお腹にみたてて、割れ目から赤ちゃんの顔が覗いてるとか、もしかしてこういう土器を使って、縄文人は性教育とか妊娠出産について伝達し、学んでいったのかも??
最後のコーナーは、わりと私たちに近い時代の縄文を愛する芸術家の皆様のコーナー。
ここに、まさかの静岡市の芹澤けいすけ美術館から土偶が来てました!
以前、現地で見たあれだよ、あれ!
まさか、国立で再開出来るとは!
実は、今回こそ川根で発掘された遮光器土偶のオリジナルが展示されてるのか?って期待していきましたが、出てなかったので、今回の唯一の静岡出身縄文です。
まあ、ホントは東北生まれを芹澤けいすけにゲット!されて静岡に来たんだね。
常設館の土偶は撮影可能!でした。
と、縄文を歴史的視点と言うよりは美術的観点から捉えた感じの展示でしたねー。
大体、博物館系の縄文展示は、縄文時代やその暮らし人々の衣食住の想像、とか言う視点からの展示が多いので、なかなか斬新で面白く、見応えありました。
実は、来週にもう一度また行く予定^_^;;