また、痛ましい通り魔事件が起きました・・
あってはならない事件、痛ましい事件で、なんともやるせなく憤りますが、それに関してyahooでこんな論評が。
川崎殺傷事件「死にたいなら一人で死ぬべき」という非難は控えてほしい(藤田孝典) - Y!ニュース 川崎殺傷事件「死にたいなら一人で死ぬべき」という非難は控えてほしい(藤田孝典) - 個人 - Yahoo!ニュース
たしかにこのニュース聞いた時に、まず私もこう思った。
無抵抗の弱い者を狙って最低な犯人！死にたいなら一人で他人を巻き込むな！ってね。
犯人を非難するのは当然だと思う。
しかし、確かに「死にたいなら一人で死ぬべき」だけで完結させてもいかんと思う、この記事のように。
多分、一人で死んでいく、自殺する人がほとんどだけど、世間に恨み抱いてる人は多分少なくないと思うんだな。
だから、世間に復讐するために無関係な他人を巻き込むって考えを持つ、持ちたくなる人が一定数はいそうだと思う。
それを実行するかしないか？の違いはあれど。
それに巻き添えを実行する人は多分ある日いきなり凶行に走るのではなく、何か前兆を見せたはず、実際はその時点で止めて欲しかったのではないか？また、止められたのかもしれない、って思うんだよね。
神戸の少年Aは、殺人を犯す前に動物虐待、殺害を繰り返していた。
その時点で止められていたら、彼は人を殺すまでは行き着かなかっだろう。
でも、周囲は見逃した、というか見て見ぬ振りをした結果、殺人が起きた。
まあ、どうしたら良いのかわからなかった、のかも。
確かに人が死んだらどうなるか？殺したらどうなるか？殺してみたい、という衝動を隠してる人は一定数存在する。
数が増えればそれだけ歪みも生じるわけだからねー。
そのような危険因子を抱えざる終えないのが現在の我々でもある。
だからこそ、異常な一人で終わらせずに、最期に行き着く前段階で止める術を見つけるべき、だと思うんだよね。
一人で死ねば、では完結しちゃうんだよねー。
リスクマネジメントで、一つの大きな失敗・事故の陰には実際面だった事故までは至らなくても100の小さな失敗ミスが潜んでいる、って言われますが、通り魔も同じことかな、と。
この一つの事件の陰には、たくさんのここまでは至らなかったが危うい事柄が潜んでいると思う。
私たちは、1を無くすためには100を知る必要もあると思うんだよね。
まあ、私は当事者ではないからそう第三者的に思うし、よく反論としては「お前の子供が殺されても同じこと言えるのか？」と言う人がいる。
もちろん、そうだったら同じことは言わない。
お前が一人で死ね！って間違いなく思う。
でも、私は今回は当事者ではない。だからこそ、そう思う。
全員が全員、同じ思いを抱く訳ではなく、切り口変えれば違う見方考え方も出てくるのは当然だし、って思う。
それを認められない考え方も、少なからず問題あるって事も気づいてほしいなあ、と思う。
