УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

STORYS

2021-05-03 18:17:36 | 日記



期間限定・はちみつ鯛焼きなる物を食べました。
餡が白餡+蜂蜜かと思ったら、なんか芋餡+カスタード+蜂蜜、って感じ?でした。
で、今日もスパ銭行ったんだが、湯船に葱の束が浮いてるっ!?って思ったら菖蒲の茎だったらしい・・

で、今日は静岡県立美術館に行きました。



ただ今の展示は、常設展というか自前所蔵品展。
このポスターの一番上にある彫刻、題名は南アルプス。
わたしにはすごくお馴染みな作品なんですが、この彫刻の作者と↑の、これ美術館に向かう途中のプロムナードに置かれてる彫刻なんだけど、作者同じって知らなかった〜
南アルプスの女性の豊満な,ぼこぼこしてるのは山々だろう、とは思ったが彼女が伸ばしている両腕、これは安倍川と大井川なんだそうだ,知らんかった〜。

で、今回の展示会のタイトルは「STORYS」って事で。
学芸員さんたちがその作品語る、っていう切り口での展示です。
絵とか彫刻って、その作品そのものを見るっていうのもあるんだけど、だからといってその作品が「点」としてそれそのものの存在だけとして存在しているわけではない。
その作品の作られた時代や環境、作者の生い立ちとかその時置かれていた状況とか、そういうのに影響を受けている事が多いわけだからね。
そういう作品解説に加えて、何故この作品がここの静岡県立美術館にあるのか?
どういった意図があってその作品をコレクションする事になったのか?
どういったルートで、だれから入手したのか?その前にその作品はどうやってその「誰」が持っていたのか?っていうあたりからも切りこんだ解説で。
こうやって見ると、やはり「縁」だなぁ~って思う、その作品がここに今あるのは、「今ここにある」っていう点だけではなくて、作者がなにかのために作ってそれを誰かが何等かの成り行きで保持していて、その人から美術館に作品が渡されて、っていう線というか歴史があるんだなぁ~ってつくづく。
美術作品を見る時って個人の「感性」が重要視される傾向にあるけど(特に素人に多いが)実際にその自分の直感で感じてみるのも重要って言えば重要なんだけど、その自分の感性も結局はそれまで自分の中に積み重ねてきた知識や経験とかによるもんだから、「語彙」に近いような気がする。
結局は語彙に乏しい人が表現しても先が見えるというかね、例えれば「めんつゆひとり飯」で、主人公のズボラOL面堂露さんの心の中には、完璧主義の十越さんがいて、露さんがめんつゆ料理を作ろうとするとしするとツッコミしてくるんだけど、その心の十越さんは十越さんだけど本体は露さんの心の中の十越さんだから結局は露さんなんだよね、正体は。
だもんで、露さんの能力知識以上の事は心の十越さんも答えられないんだよね。
つまり、知識や経験の少ない人が自分の内部だけで解決しようとすると結局は浅くて終わりが見えてるから、ある程度は先人の賢人の忠告を受け入れる方が早道で長続きするよ、っていう事ね。
その賢人がこの展示の場合は学芸員さんに当たるわけでございますな。
で、今回は「無名に近い頃に入手したらその後ブームで大人気になったよ!」な青田刈り成功!!的な作品、伊藤若冲と草間彌生さんの作品。
若冲の作品なんか、東京だったら長蛇の列で待ち時間〇時間!!って世界だが、静岡なら直行だ(爆)
でも、静岡の鳥獣図の屏風は正式には若冲作って言い切っていいもんだがビミョーな点もあるらしい。
彼の指導監修のもと、みんなで作った的説が主流みたいです。
でも、まぁ、いかにも「若冲」的だからいいって言えばいいか~。
鳥獣が沢山いて、それが結構可愛いんで、多分「私のお気に入り」キャラがそれぞれ出来るねぇ、って感じです。
方眼描き(?)なんですが、黒いところでも微妙に違う黒さを重ねて描いてるところまでよく見えて嬉しいですねぇ。
墨絵的が屏風もありましたが、マナヅルみたいな絵の嘴の内側に歯みたいなギザギザなのがあるとこまでしっかり描いてあったよ~、よく見てるなぁ。
草間彌生の絵は何回か見た事あるけど、言われなければ彼女の作品とは気づかない・・・(単に私の知識がないだけだが)
今回はあまり出てこない立体作品も展示してありましたが、こちらはThe草間彌生!!って感じの、ドットドットドット!!!でした。
他にも静岡となんらかの由縁とかがある作家、とかでしたが、圧巻(?)なのがやはり石田徹也ですね~・・・
この人の絵って、ガガーン・・・と沈んでいくんだよね^_^;;
で、結構海外でも評価高くて、アメリカとスペインで彼の個展とかの時の解説のVTRを見ましたが、彼の場合は「作品」を語る際に当然、バブル以降の氷河期失われた時代的なそういう社会状況を語らねばならないわけで、そういうところまでよく知ってるなぁ~って感じ。
居酒屋の説明とか、何故こういう表現になっているのか?っていうのを英語で説明してるとこも面白かったです。
まぁ、この人の絵見てるとゴゴーン・・・と沈むけどね^_^;; 夢に出そうなタイプ・・・

でもまぁ、美術館に行くのっていいですよ~。
非日常っていうか、普段どうしても「コスト」とか「効率」とか「時間短縮」とか「ムダを省く」とか「顧客満足」とかそーいうのばっかり普段考えされらえてるから、そういう自分自身がというよりも相手とか数値がどうだこうだで判断評価される世界とは対極の正解だからねぇ。
コメント (2)
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