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第二次世界大戦の歴史の捏造は犯罪行為

2010-05-19 | ラジオ
メドヴェージェフ大統領は青少年たちは、第二次世界大戦に付いてのあらゆる真実を知らなくてはならないし、ファシズムや軍国主義に対する闘いで、勝利をもたらした人々に付いての記憶に、丁重に尊敬を持って接するべきであると強く考えているが、大統領は5日クレムリンの児童向けサイトの中で、大祖国戦争に参戦した元軍人たちに、特別の注意を払うよう訴えている。

メドヴェージェフ大統領は大祖国戦争65周年にちなんで、5日に新しいコーナーが出来たクレムリンの子供向けサイトにアクセスしたあらゆる人々、特にロシアの若い世代の人々、青少年たちに対してファシズムとの闘いで失われた、極めて多くの犠牲者に付いて思いをはせ、祖国を守り解放してくれた人々の偉業に付いての記憶を決して忘れないよう強く訴えた。

こうした大統領の思いは単に、若者に国を愛する教育を施したいというだけではない。
今日、様々な国で戦争の歴史を歪め、時に捏造しようとのハッキリ目的を持った試みが益々なされるようになってきているからだ。
そうした試みの旗を振る人々はドイツのファシズムや、日本軍国主義に対する勝利における、ソ連赤軍の決定的な役割に口を噤んでいる。

それ以外にヨーロッパと世界を、いわゆる褐色のペストから解放した人々、ナチスとその共謀者と(???)人々を同列に置こうとする試みも存在する。
そうした試みは一連のヨーロッパ諸国、特にバルト諸国に見られる。
一方日本では全アジアを(???)させようと試みた戦争犯罪人たちを、賞賛する人々も現われ、このことは中国やその他多くのアジア諸国で、当然ながら大きな怒りを呼んでいる。

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4日、クレムリンで催された戦争65周年関連の祝賀行事の一つで、メドヴェージェフ大統領は歴史の教訓を捏造することを、決して許してはならないと訴えた。
「大祖国戦争の歴史は、現在様々に理解されている。残念ながら科学的解釈の枠の外に出てしまい、実際上政治目的達成の手段である様々なタイプの解釈も存在している。
ファシズムとの闘いの中で、戦死した我国の人々の記憶を永久のものとし、称えるために今取られている様な決定の数々は、こうした記憶が常に感謝を持って人々の心に残るよう下されているものだ。
なされたことが、あれやこれやの指導者たちの政治的野心の望むまま歪められないように、また勝利が政治ゲームの小道具とならないようにしなくてはならない。
ロシア国民はこの件に付いて受身の立場を取り、かなり大きな対価を払った。
私達はもうそうした立場を取るつもりは無い」
メドヴェージェフ大統領は、このように話している。

世論はこうした問題提起に単に同意したばかりでは無かった。
歴史の捏造に対抗するために、様々な具体的な措置を取っている。
歴史の書き換えとの闘いのため、国際組織・ナチズムの無い世界というグループも作られようとしている。
これに付いて4日、世界ロシア系ユダヤ人会議の代表が発表した。
欧州会議もこの考えに賛意を示している。
すでに28の国々の組織が、メンバーになりたいとの申請を出した。
国際組織・ナチズムの無い世界の課題は、ナチズムの復活やナチの犯罪者の英雄視といった現象のモニタリングだ。
そして当然ながら第二次世界大戦の出来事と、その教訓に付いて若い世代に真実を確実に届けること、伝えること、それが主な課題となっている。

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

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5月5日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル