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ハイテク発展のための外国からの人材獲得を進めるロシア

2010-05-29 | ラジオ
ロシア政府が進めている国内経済の構造改革、それに不可欠な外国人専門家の引きいれを促すため、労働条件の改善を取り決めた法案が現在議会で審議されている。
政府はモスクワ郊外にロシア版シリコンバレーと呼ばれるような、先端産業の(???)の設置を決め産業の育成を進めている。
現在審議されている法案では、高い専門性を持つ外国人の招待を、通常の割り当て制限の枠外で行われるようにするなど、規制緩和を進める内容だ。

ソ連崩壊後の混乱などで流出した、在外ロシア人の帰還にも焦点が置かれている。
政治学者は研究成果の商用化を促し、利益を齎すような枠組み作ることが必要だし次のように語っている。
「専門家を外国から引き入れること、特に在外ロシア人を呼び戻すことが求めら
れている。
近代化、刷新とは新たな研究というよりは、その研究成果を商用化し新たな歳入源とすることだからだ。
今夏の決定は(???)を得ている。国の教育ポテンシャルや、経済の発展をもたらす人々を呼び込むための措置を講じる必要があるのだ」
政治学者はこのように話している。

これまでのロシアの法制度では外国人専門家を招く際、移民省の定める割り当て制限の枠内で許可を得る必要があった。
新たな法案では高い専門知識を持つ外国人に付いて、割り当ての枠外で呼ぶことが出来るようになる。
また届出の審査期間も2週間とする。現在手続きには12ヶ月から24ヶ月が必要とされている。
また労働許可書の有効期限は現在の1年から、3年へと延長し無制限に更新出来るようになる
本人と家族へ同時に居住許可を与えるほか、取得税率も現在の30%からロシア人と同等の13%に引き下げるなど(???)措置を提示する。

法案では高い専門知識を持たない、いわゆる労働移民に関する規則も新たなものを定めている。
ロシアではCIS出身の300万人以上が、建設作業などの労働に従事し経済成長を支えている。
ただ専門家がいなければ国全体の技術革新は実現しない。
もちろん国内にも高い技術を持つ労働力はあるが、外国からの人材が無駄になることは無いのだ。

(???)は男性アナウンサーの不明瞭な言葉で聴き取れず

5月6日放送 ロシアの声・ラジオジャーナル